水泳選手ダーレオーエンが急死 現地メディアの報道<追記あり>

公開日 : 2012年05月03日
最終更新 :

 ノルウェーの100メートル平泳ぎの水泳選手、アレクサンドル・ダーレオーエン(Alexander Dale Oen)が米アリゾナ州での合宿中に急死しました。ノルウェーは本日5月1日のメーデーで、祝日で晴天ということもあり、首都オスロでは多くの国民が現在も外で日差しやバーベキューを楽しんでいます。そのような中に飛び込んできた突然の悲しいニュースでした。ダーレオーエン選手の急死は現在ノルウェーのメディアでトップニュースとして報道されています(記事執筆 ノルウェー現地時間5月1日午後5時)

地元メディアで「悲しい、ショッキングなニュース」として大きく報道される

 ロンドンのオリンピックでの一番の期待の星とされていた同選手の急死は、ノルウェー放送局(NRK)、ヴェルデンスガング紙(VG)、アフテンポステン紙(Aftenposten)などすべてのメディアで大きく取り上げられています。

 NRKで4月22日に放送された、体調を整えながらオリンピックへ闘志を燃やす同選手がテレビ局の取材に答えている様子の動画はこちら(NRK電子版記事「急死1週間前のダーレオーエンがNRKの取材に答える"毎回のトレーニングを楽しみにしているよ"

ダーレオーエン選手のライバルとされる日本の北島選手が悲しみに包まれていることも伝えられる

 同時に、最大のライバルとされる北島選手がショックを隠し切れずに悲しんでいることも大きく報道されています

ショックを受けるストルテンベルク首相とダーレオーエン選手の地元の人々

 アフテンポステン紙電子版ではノルウェーのストルテンベルク首相が同選手のご家族に追悼の意を表すると同時に、「小さな国が大きなスポーツ選手を失った」とコメントをしたことが伝えられています

 選手の故郷であるウイガルデン(Øygarden)でも大きなショックとなっており、文化会館では追悼の意を表してロウソクの火が灯されているようです。

 ウイガルデンの村長であるOtto Harkestad氏は、同選手が村にとっても、ベルゲンにとってもユニークなポジションに位置する誇り高い人物であったことをメディアに語り、ショックを隠し切れずにいます(アフテンポステン電子版「ウイガルデン ショック」)。

合宿を終えて、ベルゲンに戻ることを楽しみにしていたダーレオーエン選手

 ダーレオーエン選手はウイガルデン出身ですが、ノルウェーの第2の規模とされる街ベルゲンを代表するスポーツ選手でもありました。ベルゲンのプールで日々トレーニングを行い、ベルゲン市民にも愛され、ベルゲンの地元新聞Bergens Tidendeでも頻繁に特集されていた人気者。

FacebookやTwitterでの最後の言葉

 FacebookやTwitterのソーシャルメディアをアクティブに活用していたダーレオーエン選手。4月30日の最後のツイッターには、米アリゾナ州のフラッグスタッフから、「合宿もあと2日、そうしたらノルウェーで一番美しい街に戻れるよ#ベルゲン」と書いていました。また、4月27日のFacebookページの最後のコメントも、あっという間に時間が過ぎ去るという合宿のなかで、「もっと長くいてもいいけれど、ノルウェーに戻ることも楽しみにしているよ」というものでした。

Facebookページにファンが追悼の言葉を書き込む

 ダーレオーエン選手のFacebookページでは、数多くのファンが追悼の意を表してウォール上に、「♥」や、横向きのハートマークを意味する「

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。