差別撤退!オスロで恒例ゲイ・プライド・パレード2012
1万2千人
30日、首都オスロで大規模なゲイ・プライド・パレードが開催された。市内のGrønlandから、カール・ヨハン通りを最後とするSpikersuppaまでの間を、カラフルな虹色のコスチュームをまとった人々が、楽しそうに街中を賑わせた。
今年は、去年の2倍の数となる、1万2千人もの人々がパレード行進に参加した(警察発表)。
同性愛者など性的少数者による存在アピール運動を目的としたゲイ・プライド・パレードは、
男女平等が進む北欧ノルウェーの目玉行事のひとつでもある。
パレードに参加しているのは、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)の人々のみではない。LGBTを家族や友人にもつ人々、ジェンダーやセクシュアリティの多様性を求める人々、平等を叫び、差別撤退を求める人々など、様々な目的と理由で、ひとりひとりがパレードに参加し、そしてパレードを見つめている。
通りには、歌声と歓声が響き渡る。
犬も、虹色のコスチュームをまとって参加。
ベビーカーを押すママたちや、虹色の旗を手に持って笑顔で行進する子どもたち。
参加者全員が、豪華な衣装と派手なメイクというわけではい。
むしろ、カジュアルな普段着で参加する人々のほうが多い。
幅広い世代の人たちが、「平等」、「誇り」、「差別撤退」と、様々なメッセージを投げかける。
パレードの先頭に立った7人は以下の通り。
・子ども・平等・社会大臣 Inga Marte Thorkildsen氏
・オスロ市知識と教育委員会 Torger Odegaard氏
・中央警察署所長 Bjørn Åge Hansen氏
・欧州プライド主催者協会リーダー Hans De Meyer氏
・レズビアン・ホモセクシュアリティー・バイセクシュアル・トランスジェンダーの人のための協会会長 Bård Nylund氏
・レズビアンとゲイの自由のためのノルウェーナショナル協会オスロ支部リーダー Hans Heen Sikkeland氏
・クィア・デーとオスロ・プライド協会会長 Helle Christin Nyhuus氏
虹色のレインボーカラーは、「多様性」を意味する。
「先人たちよ、ありがとう」。まだまだ異性愛が「普通」とされ、ジェンダーやセクシュアリティの多様性が認められていなかった時代に、先陣を切った人々に感謝を込めて、「ありがとう」、「タック(Takk)」と、大きな文字が掲げられた。
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