国内バリスタ大会オスロ予選 美味しいノルウェーコーヒーを淹れたトップ3は?
Photo&Text: Asaki Abumi
2月22日(金)、ノルウェーの首都オスロにあるカッファ焙煎業者で、
2013年度ノルウェーバリスタチャンピオンシップのオスロ地区予選が開催されました。
写真:ストックフレッツ(Stockfleths)のティンフーセ店の店長である、
Rune Johannesenは今年のオスロ地区予選を1位で通過!
この大会では、10分という競技時間で、各2杯のシングルエスプレッソ、
シングルカプチーノ、シグネチャードリンクを審査員に提供します。
写真:ヤヴァ(Java)とモッカ(モッカ)の店長であるRasmus Helgebostadは第2位。
時間を5秒オーバーしながらも、味の精度の良さで審査員から高得点を獲得
第3位のヤヴァで働くLise Marie Rømoは、明るいプレゼンテーション力で
他の候補者を圧倒的に引き離し、会場を笑顔で包み込みました。
2人のテクニカル審査員と、2人のテイスティング審査員が、
チェック表を手にしながら入念に審査を行います。
ほかに、1人の司会者が時計を持って、
「あと2分」、「あと10秒」と耳元で囁きます。
注目されるのは、最後に提供されるシグネチャードリンク。
エスプレッソをベースに、フルーツを加えるなど様々な演出をします。
カッフェ・ブレネリーエで働くHedvig Ankerは、
バラとライチをミックスし、ミルクをトップに加えました。
バラの花びらをテーブルに添えるなど、
インテリアの演出にこだわる人もいます。
ユナイッテド・ベーカリーズ(United Bakeries)で働くFrida Anker Kulmusは、
パッションフルーツと生クリームのミックスで勝負。
カッフェブレネリーエのOle Gustav Klevbergは、メープルシロップとシナモンをミックス。
シナモンスティックを審査員の目の前で削りました。
第2位だったRasmus Helgebostadは、卵の黄身、サワークリーム、
煮詰めてとろみをつけたオレンジを混ぜ合わせました。
1位のRune Johannesenは、ブラックカラントの実、
ノルウェーのクリスマスツリーとして知られるグランバーの甘い花のエキスを
砂糖と一緒に煮詰めました。
また、Johannesenは、試合前のコーヒーマシンの掃除を入念に行い、
クリーニングに関するこだわりは、他の出場者と圧倒的に違いがありました。
その場にいた関係者が関心して、
綺麗に掃除&セッティングされた器具の写真を撮るほどでした。
3位のLise Marie Rømoは、審査員の目の前で、
ノルウェー人が登山などでよく使用するガス器具で
ノルウェーブランドのりんごジュースを煮詰めて、
ノルウェーで採れたラズベリーと砂糖をあわせました。
各試合前に、選手たちはカートに自分たちが使用する材料や器具を並べ、セッティングします。
最終大会では、同じプログラム内容で演出時間は15分となり、テクニカル審査員は2人、テイスティング審査員は4人となります。
今年のオスロ地区予選では、カッフェブレネリーエから5人、ヤヴァとモッカから4人(カッファ系列のカフェ)、ストックフレッツから1人、ポーフィールから1人。そして唯一、コーヒーを提供するカフェというよりは、オスロで美味しいパンが人気なべーカリーカフェのユナイテッド・ベーカリーから3人が大会に参加しました。
今年は審査員の予想以上に各バリスタのレベルが高く、5人が最終大会へと進むこととなりました。写真は5位だったカッフェブレネリーエのElse Catherine Særflatenさん。4位はヤヴァ・モッカで働くAudun Vikさんでした。
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