スターバックスがノルウェーのコーヒー市場に本格参戦

公開日 : 2013年07月19日
最終更新 :
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 今、オスロのコーヒーチェーン店市場では顧客争奪戦が激しさを増してきています。コーヒーの消費量がトップレベルの北欧のなかでも、ノルウェーは質の高い飲み物を提供するコーヒー先進国としてここ最近注目を集めています。

 オスロに多くのカフェがひしめく中、これまで世界でも名高いチェーン店の「スターバックス」が、オスロのガーデモエン国際空港のみにしか見当たらず、首都に店舗が1軒もないことに、外国からの一部の訪問者は驚いていたのではないでしょうか。

 2013年5月28日に、スターバックスはついにオスロ市内の人気デパート「オスロ・シティ」の地下1階に第2号店目をオープン! 「とうとうスターバックスがノルウェーのコーヒー市場に本格的に参入してきた」と地元メディアでも大きく注目を集めました。

 スターバックスの人気は今も続いており、毎日お店の前には10~20人ほどの行列ができています。オスロでは店頭に行列ができることは珍しい現象です。

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 スターバックスのオスロ限定のマグカップは、ヴァイキング船をモチーフにしており、気になるお値段は124ノルウェークローネ(約2,060円)。コーヒーは一番小さいサイズで48ノルウェークローネ(約800円)という、物価が高いノルウェーらしい金額となっています。

気になる、スターバックスの評判と、今後の進出計画は?

 地元アフテンポステン紙の報道によると、スターバックスは今後もあらたな店舗展開を計画しており、今年度の9月中には買い物客が多いマヨールストゥーエン駅周辺のボグスタッド通りと、第3の規模の町であるトロンハイムのVærnes空港にも店舗をオープンする予定だそうです。経営者は、1年後にはあと4~5店舗オープンさせたいと同紙の取材に答えています。

 世界的に有名なスターバックスということでメディアなどから注目は集めていますが、その味がノルウェーで受け入れられているかというとそうでもないようです。国内で定評があるアフテンポステン紙の味比べの採点では、5つのカフェが提供する夏のアイスコーヒーの味が試されましたが、スターバックスは「苦すぎる」と最低点を記録してしまいました。

 コーヒーが大好きで、味にはちょっと厳しいノルウェーの人々。しかし、オスロにはこれまでブラックコーヒーやカフェラテはあれど、スターバックスが提供するような、ミルクやクリームたっぷりのフラペチーノなどのメニューはあまりなかったために、これから新しい顧客を開拓していくのかもしれません。オスロのコーヒー市場に数年後にどのような影響を与えているのか、大手カフェチェーン店の今後が気になります。

スターバックス

ショッピングセンター、オスロ・シティ/Oslo City地下1階

営業時間:

月~金曜 10~22時、土曜~20時、日曜休業

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