ノルウェーから心温まる動画　寒さに震える子どもが隣にいたら、あなたはどうしますか？

　ノルウェー国内外でとある動画が「心温まるノルウェー人の行動」と大きな話題を集めています。真冬のある日、首都オスロにあるバス停で、コートを着ずに、寒さに震えている11才の男の子ヨハネス君。「どうしたの？」、「コートないの？」、「寒いんじゃないの？」と道行く人々は声をかけます。

　「修学旅行でオスロに来たけど、みんなとはぐれちゃったんだ」、「ジャケットはさっき盗まれた。ここで先生を待ってるんだ」、「うん、すごく寒い」と答えながら、寒さで歯をガタガタと震わせる男の子。

　そこで、大人たちは自分達の身につけていたマフラー、手袋、上着を脱いで、彼に着始めました。

　実はこれは、シリアで寒さに震えている子ども達へ寄付を促すために、ノルウェーの慈善団体「SOS barnebyer」が隠しカメラを仕掛けてドッキリで作成した動画。

　動画の最後にはメッセージが表示され、携帯電話からSMSを指定の番号へ送ることで90ノルウェークローネ（約1500円）を寄付することができます。

　2月19日に動画がYouTubeにアップされて以降、再生回数は4日間で900万回以上、寄付金は3千650万円（約217万ノルウェークローネ）を超えています。ノルウェー国内のメディアでも大きく取り上げられており、再生回数と寄付金額はこれからも伸びそうです。