国王御一家が国民に3時間手を振り続ける! ノルウェー憲法記念日200周年

公開日 : 2014年05月18日
最終更新 :
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 5月17日はノルウェーの憲法記念日。2014年度は200周年ということもあり、例年以上に大規模なイベントが開催されました。国民はアイスクリームやホットドックを食べながら、子ども達とブランスバンド部によるパレードを見ることが恒例行事となっています。首都オスロでは、子ども達のパレードが王宮を目指し、大通りのカール・ヨハン通りを行進しました。

Photo&Text: Asaki Abumi

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 パレード中はノルウェーの王室御一家が王宮のバルコニーから手を振り続けることが伝統となっています。写真は、右からハーラル5世、ソニア王妃、ホーコン王大使、メッテ=マリット王大使妃、手前の2人の子どもは姉のイングリッド・アレクサンドラ王女と弟のスヴェレ・マグヌス王子。

 民間の出身である王大使妃は、王大使との結婚までの厳しい道のりを乗り越えた経緯があり、現在は国民から高い人気を誇ります。パレードは午前10時から午後13時過ぎまで続き、その間の約3時間15分間、王室一家はいつまでも国民に手を降り続けました。

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 王宮側から見たパレード。国旗と学校旗を揺らめかせながら、ブラスバンド部が盛大な音楽を奏でます。Aftenposten紙によると、今年のオスロのパレードには177校が参加しました。

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 写真(左)は、ブラスバンド部の子どもたち。バルコニーに立つ王妃と王大使や、多くの大人や子ども達が着用していたのは(写真右)、「ブーナッド」と呼ばれる民族衣装です。地域ごとによって装飾が異なるブーナッドは、一着一着に個性があり、見ていて飽きることがありません。今年は何百枚にも及ぶブーナッドの写真を撮影することができたので、今後は「ノルウェーの民族衣装ファッション」を随時紹介できたらなと思います。

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