国王御一家が国民に3時間手を振り続ける! ノルウェー憲法記念日200周年
5月17日はノルウェーの憲法記念日。2014年度は200周年ということもあり、例年以上に大規模なイベントが開催されました。国民はアイスクリームやホットドックを食べながら、子ども達とブランスバンド部によるパレードを見ることが恒例行事となっています。首都オスロでは、子ども達のパレードが王宮を目指し、大通りのカール・ヨハン通りを行進しました。
Photo&Text: Asaki Abumi
パレード中はノルウェーの王室御一家が王宮のバルコニーから手を振り続けることが伝統となっています。写真は、右からハーラル5世、ソニア王妃、ホーコン王大使、メッテ=マリット王大使妃、手前の2人の子どもは姉のイングリッド・アレクサンドラ王女と弟のスヴェレ・マグヌス王子。
民間の出身である王大使妃は、王大使との結婚までの厳しい道のりを乗り越えた経緯があり、現在は国民から高い人気を誇ります。パレードは午前10時から午後13時過ぎまで続き、その間の約3時間15分間、王室一家はいつまでも国民に手を降り続けました。
王宮側から見たパレード。国旗と学校旗を揺らめかせながら、ブラスバンド部が盛大な音楽を奏でます。Aftenposten紙によると、今年のオスロのパレードには177校が参加しました。
写真(左)は、ブラスバンド部の子どもたち。バルコニーに立つ王妃と王大使や、多くの大人や子ども達が着用していたのは(写真右)、「ブーナッド」と呼ばれる民族衣装です。地域ごとによって装飾が異なるブーナッドは、一着一着に個性があり、見ていて飽きることがありません。今年は何百枚にも及ぶブーナッドの写真を撮影することができたので、今後は「ノルウェーの民族衣装ファッション」を随時紹介できたらなと思います。
関連記事
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。