記録的な猛暑が続くノルウェー 職場で30度越えたら帰宅していい?

公開日 : 2014年07月26日
最終更新 :
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 涼しい天候を予測していたであろう旅行者の方々も「ノルウェー、暑くない!?」と驚かれているかもしれません。短く、涼しいか寒い、そして急な通り雨と雷(時にあられやひょう)というのがこれまでの典型的なノルウェーの夏でした。夏休み中はスペインなど太陽がでている外国へ海外旅行に行く人が多いのですが、あまりにトロピカルな毎日に、今年は母国で日焼けができることを喜ぶ人も大勢います。

 現地報道によると、「オフィスで30度を越えたら、帰宅していい?」と労働局に電話で問い合わせる人や(ちなみにそのような法律はありません)、扇風機が売り切れとなる電気屋さんが続出しているとのこと。通常は冷房や扇風機も不必要なほど涼しいので、今年の夏は例外といえます。猛暑日よりも冬の防寒を基準に建物が設計されているため、さらに暑さに拍車をかけているようです。暑さのために、レールが変形して交通機関が遅れる日もあります。

 各地では、湖やフィヨルドに飛び込む人が続出中。こまめな日焼け止めの使用と水分補給をこころがけ、車内には子どもやペットを置き去りにしないように、ベビーカーは直射日光のあたる場所に長時間放置しないように、各地ではメディアを通して注意が呼びかけられています。

 ノルウェーの気象情報サイトYr.noによると、オスロの26日の温度は14~18時の間は33度、ベルゲンは27度、トロンハイムは25度となっています。27日からは雨や雷の予報もでており、気温はだいぶ下がりそうですが、ここ1か月は天気予報もころころと変わり、暑さと涼しさが交互にやってきているので油断はできません。

Photo&Text:Asaki Abumi (写真はオスロのソグンスヴァン湖で。湖が海水浴場化しており、25日は30度を越えました)

※ノルウェーでの現在のテロ警戒態勢は継続中です。旅行者・在住者の方は最新情報をこまめにご確認ください。関連記事「ノルウェーで数日中にテロの可能性」

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