芸術の街オスロ、エーケベルグに新しい彫刻が仲間入り
「オスロは芸術の街!」ということを再認識しました。5月後半、オスロにあるエーケベルグ公園で、新しく仲間入りした3体の彫刻を記念してセレモニーが開催されました。
ジェイク・アンド・ディノス・チャップマンによる「Sturm und Drang」
ムンクゆかりの地!
エーケベルグ公園は2013年9月にオープンしたばかりなので、日本の観光ガイドブックではまだ紹介がしっかりされていないスポットです。30以上の素晴らしい芸術アートが巨大な公園の中に隠れており、このエリアは画家エドヴァルド・ムンクが『叫び』のインスピレーションを受けた場所としても知られています。
ムンクの「生命のダンス」を基にしたダンス・パフォーマンス
オスロ市内を見渡せる丘の上にあり、芸術や自然を無料で楽しめる場所です。新しい彫刻の記念式典には、文化大臣も訪れ式辞を述べました。国立公園や国立美術館に大臣がオープニングに訪れるのは普通ですが、エーケベルグ公園のような民間運営の観光スポットに政治家が足を運ぶのは珍しいことです。
公園建設のために多額の資金を投じたのは、ノルウェーでおなじみのビール会社「リングネス」(Ringnes)のクリスチャン・リングネス会長です。アート収集家でもあるリングネス氏は、「オスロ市に国際的にトップクラスの芸術の贈り物をしてくれた」とトルヒル・ヴィドェイ文化大臣からお礼を述べられました。
3体の中でも最も注目が高いのが、日本でも有名な現代美術家ダミアン・ハーストによる「Anatomy of an Angel」。天使の羽をつけたダンサーたちによる踊りは、オスロフィヨルドを見渡す丘の上でおこなわれ、圧巻の舞台でした。
ノルウェーの林の中で、芸術とダンスパフォーマンスの式典を見て、「やはりオスロは芸術の街だな」とあらためて思いました。エーケベルグ公園は24時間無料でオープンされており、オスロ中央駅からトラムで10分ほどで着くので、足を運んでみてはいかがでしょう?
Text: Asaki Abumi
Photo:Asaki Abumi/Courtesy of Ekebergparken
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