北欧を代表する織物作家「ハンナ・リッゲン」展/国立美術館

公開日 : 2015年06月20日
最終更新 :
hannahryggen_asakiabumi_small-1.jpg

 スウェーデンとノルウェーを代表する20世紀の織物作家ハンナ・リッゲン(Hannah Ryggen)の展覧会が、オスロ国立美術館で開催中。

 リッゲン(1894-1970)は、ウェーデンの都市マルメ生まれで、1924年にノルウェー人の夫と結婚し、ノルウェーの都市トロンハイム近郊の島ウーランデに移り住みました。

 リッゲンの作品は色や素材使いが卓越しているだけではなく、当時は珍しかった政治的なメッセージを作品にする女性芸術家でした。

 スペイン内戦や第二次世界大戦の残酷さを伝えるために、殺戮風景や社会的立場の低かった女性の姿などを残しています。ジャーナリズムの要素も強く、当時リッゲンが熟読していたとされるノルウェーの新聞社の記事なども展示。

 北欧のファブリック、オーナメント、シンボル、色や素材、フェミニズムに興味がある方にもおすすめです。

期間:2015年6月12日~10月4日

場所:国立美術館(The National Gallery)

Photo&Text: Asaki Abumi

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。