オスロ大学大学院で修士論文提出
ノルウェーでは現時点では（今のところは！）まだ留学生も学費は無料です。ただし、後々、欧州圏以外の留学生は学費の支払いが義務となる可能性はあります。私はまだこの法案が検討され始める前に入学していたので、学費無料でオスロ大学で１年間のノルウェー語の授業、正規で大学、大学院に通うことができたので、非常に感謝しています。
大学院での目的は修士論文を書くこと。最初の１学期は、質的調査や量的調査方法などを学び、研究計画が受理されたら、指導官が割り当てられます。残りの期間は、孤独に論文と向かい合うのみ。
私は、日本とノルウェーの国際文化比較に興味があったので、オンラインコミュニケーション、スマートフォンアプリの使用方法の違いについて書きました。ノルウェーと日本の大学生に調査シートで回答してもらい、なぜ日本ではLINE、ノルウェーではFacebook Messengerが人気があるのか、文化背景がどのように影響しているかについてです。後々、論文は全文、（院生として義務的に）全てオンライン公開される予定です。
日本では長期間も学生をするのはプラスに見られないかもしれませんが、社会システムが大きく異なるノルウェーでは、途中で転部してやり直したり、i一度フルタイムで働いてから学生に戻ったり、大学院まで進むのは自然のこと。年齢も人生もバラバラで、多種多様な学生が集まるのは、ノルウェーの教育環境のよいところではないのではと思います。
Photo&Text:Asaki Abumi
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