オスロのホテルで火災報知器が鳴り始めたら、こうなった

公開日 : 2016年03月14日
最終更新 :
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13日(日)は友人とゆっくりホテルのカフェでお茶をしていたのですが、こんなことが起こりました。

久々に、ノルウェーのカスタマーサービスにはびっくり。

オスロ中心地にあるホテル・ブリストルは、カール・ヨハン通りや王宮からすぐ、観光客にも人気があります。

いわゆる、老舗の伝統的な有名ホテルのひとつです。

1階のカフェでランチとお茶をしていたところ、

突如、ノルウェーでお馴染みの火災報知器の音が...。

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ノルウェーでは、至る所で火災報知器がなります。

この数年間で何十回、外に非難することになったか記憶がありません。

恐らく30回は越えているでしょう。

学生寮、ショッピングセンター、アパートなどで。

ほとんどは誤報です。

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今回は、すぐに避難訓練なのかなと思いました。

なぜならスタッフが冷静で、ガムをくちゃくちゃ噛みながら誘導している人もいたので...。

まだ冬なので外は寒い...。

震えながらホテルの外で待っていると、なぜか消防車が数台に加えて、

救急車や警察、そして大手メディアのカメラマンたちが続々と集まってきます。

「これは避難訓練ではないのですか」とホテルスタッフに聞くと、

「違うの、ゴミ捨て場から火がでたみたい。どれくらいあなたたちが、外にいないといけないかは、分からない」。

警察には「1階にいた人は、ここ、2階にいた人はここ」、と並ばされる。

しかし、さらりとその場を去っていく人もいます。

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しかし、ホテルのスタッフたちの雰囲気からは深刻度がなにも伝わってこず、お客さんたちは外に放置。

20分後くらい経った頃に、人々がぞろぞろ中に入り始めました。

結局、なにも説明もないまま、ホテルは活動再開。

テーブルの上には、冷めた飲み物と食べかけのケーキ。もう食べる気はしない。

スタッフがまたやってきて、

それぞれのテーブルのお客さんにがっつり食事代を請求します。

「状況はもっと悪くなったかもしれなかったからね!」と言うスタッフ。

いや、さすがに状況説明と謝罪くらいはしようよ。

1度しかさらりと「ごめん」としか聞いておりません。

日本のカスタマーサービスほどのレベルは求めませんが、

さすがに久々にびっくりしました。

もし、自分が英語でのコミュニケーションが苦手な旅行者の立場であれば、

ショックな出来事と扱いだったと思います。

火事が大事にならなくて、よかったです。

そして、ノルウェーでは火災報知器は、実は遭遇しやすい出来事です。

今回は私の記憶に残りそうなエピソードでした。

旅行中は、こんなこともあるかもしれません。それも、旅の面白さ?

ちなみに、ホテル・ブリストルの1階カフェは宿泊客ではなくても利用可能。

火災報知器に遭遇しなければ、おいしい食事の時間が楽しめます(食事やデザートはかなりおすすめ!)

Photo&Text: Asaki Abumi

メディア記事の写真はスクリーンショット

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