オスロのおすすめカフェ エアロプレス大会日本代表と1日モデルコース
オスロで続々とオープンしている新しいカフェ。今回は、エアロプレスチャンピオンシップ 2016年 日本代表の 宮﨑貴之さんがオスロにいらしていたので、コーヒーデザイン会社カフィカゼ(Kaffikaze)代表のイングリ・ヨンセンさんと一緒に、カフェ巡りをしました。エアロプレスというのは、注射器のような形の器具でコーヒーを淹れる手法です(日本大会での詳細はこちら)。
日曜日でも、こんなに楽しめるオスロのカフェツアー
宮﨑さんは、LIGHT UP COFFEEという、東京・吉祥寺にあるカフェでバリスタをされています。それでは、定番観光スポット無しの、コーヒー通が喜ぶオスロでの1日ツアーをご紹介します。写真はiPhoneで撮影しました。この日は快晴と大雨が繰り返し続いた日曜日。日曜はクローズしているお店も多いですが、カフェ巡りで困ることはありません。
13:00 絶対に訪れておきたい、JAVA
元世界バリスタチャンピオンが経営するカフェ、JAVA。凄腕のバリスタが勢ぞろい。ノルウェーの甘いヤギのチーズ「ブルノスト」がのったパンと、カプチーノはおすすめの組み合わせです。
14:00 クールな自転車カフェ Rouleur Oslo
Javaから徒歩で約2分のところにある自転車カフェ「ルラー」(Rouleur)。肌寒くはありましたが、この日は20度。しかし、店内では暖炉がパチパチと焚かれていました。さすが、暖炉好きのノルウェー人。店長に「これ、新しい自転車なんだよ」と紹介していただいたFara Cyclyingは、北欧デザインを極めた、ノルウェーの新しい自転車ブランド。
15:00 コーヒー抽出の世界大会王者が経営する Supreme Roastworks
コーヒー抽出の競技会ブリュワーズ カップ2015年度の世界王者が経営する個性的なカフェSupreme Roastworks。Rouleurからバスで数分、お洒落なグリーネルロッカ地区にあります。店内には焙煎機もあり。
15:30 蚤の市で古着や北欧食器のお買い物
15:45 新しい自転車カフェ、Oslo Velo
公園から徒歩1分、2軒目の自転車カフェ、オスロ・ヴェロ。お酒も取り扱っています。ここは新しいので、日本のガイドブックなどではまだ紹介されていない秘密スポット。自転車を使わない人も気軽に立ち寄れます。
この日は雨が降ったりやんだり。オスロでは雨風をしのぐ帽子付きの上着があると便利です。ちなみに私が持っているエコバッグは、ムンク美術館のショップで期間限定で販売されているもの。「これがムンク!?」という可愛らしいデザインがおすすめです。「ムンクをポップアートに堪能!ベッドカバーが可愛く変身、美術館でジャスパー・ジョーンズとのコラボ展」
16:00 「可愛い北欧」の代名詞?北欧食器好きにおすすめのカフェ
16:30 北欧コーヒー界の有名人!ティムのカフェは、絶対に絶対に行きたいスポット
ティム・ウェンデルボー(Tim Wendelboe)は、元世界バリスタチャンピオン。コーヒー業界では有名な人物です。エアロプレスという手法で淹れるブラックコーヒーを飲みに、世界中からコーヒー通がこのカフェを目指してやってきます。夏限定のアイスコーヒーを飲んだ宮﨑さん。「クリーミー!」とその個性的な味に驚かれていました。
Yahoo!JAPAN 北欧コーヒーの流行発信地、オスロのカフェ最新事情。エスプレッソは誤解されている?
ティムのお店でおすすめのお土産は、コーヒー豆とコーヒー石鹸!
17:15 ガイドブックに載っていないカフェに行くのも、旅の醍醐味 ディナーはカフェで
グリーネルロッカ地区といえば、個性的なカフェ、ヴィンテージショップ、セレクトショップが大集合している場所。その数は多く、まだまだ紹介できていないスポットはたくさんあります。フルー・ハーゲン(fru HAGEN/フルー・ハーゲン)もそのひとつ。ティムのカフェから徒歩で5分。メニューはノルウェー語なので、店員さんにおすすめを聞いてみるとよいでしょう。宮﨑さんはサラダ(量が多いので、お腹いっぱいになれます)、女性陣はパスタを注文。おいしーい。途中で、「おすすめカフェ&新北欧料理レストランNord」のスウェーデン人バリスタ、イーダも合流しました。
19:00 日本でも大人気「フグレン」でコーヒー、カクテル!
オスロ発で東京にも店舗があるフグレン(Fuglen)へ。1軒目でJavaでコーヒーを淹れてくれたオーストラリア人のバリスタ、トロイも合流。オスロのコーヒー仲間は仲よし。すでに20時だったので、カクテルを注文する人が多め。この日のエスプレッソは、フグレン・コーヒーロースターズが東京で焙煎した豆で淹れられていました。
現在、フグレンでワーホリで活躍中の力武元太さんは、この日はお休みのようでした。残念。
(宮﨑さんの持っているエコバックは、ティム・ウェンデルボー限定で発売中)
オスロはカフェ巡りだけでも、こんなに楽しむことができます。他にも、コーヒーのクオリティのレベルが高く、素敵なカフェはたくさん! オスロでコーヒー観光、おすすめです。
エアロプレス大会日本代表 宮﨑さんのオスロコーヒー巡りの感想
オスロでのカフェ巡りは、僕にとってとても心地良いものでした。英語の話せない僕が、片言で自己紹介すれば歓迎してくれるんです。それはバリスタだけではなく、美味しいコーヒーやスイーツ、音楽、家具、お店全体が迎え入れてくれた気がしました。
もしオスロを訪れるのであれば、ここで紹介されているお店に足を運ぶことをお勧めします。勿論美味しいコーヒーも飲めますが、彼らはその町を熟知しているため、多くのことを教えてくれます。いわば街の窓口です。
僕自身、行きたいお店だけ決めて訪れてしまったのですが、彼らが紹介してくれた人やカフェ、バー、市場などを巡ることで、オスロを堪能出来たと思います。また、観光マップを開くだけでは知ることのできない、少しディープなノルウェー事情にも触れることができると思います。
Coffee peopleなら尋ねる場所を既に決めていると思います。でしたら是非とも事前にコンタクトすることをお勧めします。彼らはカッピングなど、あなたを迎える準備をしてくれるはずです。有名なオーナーやロースターは多忙なために不在の可能性が高め。事前に連絡を取り合うことで、同業者として学ぶことや機会が増えると思います。
Text:Asaki Abumi
Photo:Asaki Abumi, Ingri M.Johnsen, Tom Kuyken, Kazuki Murakami
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