自然の中で若者が国際交流 ノルウェーのユナイテッド・ワールド・カレッジ

公開日 : 2016年07月14日
最終更新 :
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ノルウェーにはUnited World College(ユナイテッド・ワールド・カレッジ)というインターナショナル・スクールがあります。1962年に創業し、現在は世界各地の14か所に設置。若者の国際交流を目的としており、日本からも各国に奨学生が派遣されています。ノルウェーではベルゲンよりさらに北上した、フレッケというフィヨルドに囲まれた大自然の中に学校があり、赤十字と運営中。95か国から200人の若者が集まり、国際色豊かで様々なバックグランドをもつ人材で溢れています。紛争を経験し、身体障がいなどを抱える人も、皆と同じように平等に扱われています。さまざまな形で若者たちに「挑戦させる」ことに重点を置いており、数字でひとりひとりの能力をはかることよりも、体験や交流活動をより大事なものとしていると、訪問先で学長は説明しました。 

ここでは、日本でもニュースとなった、若者が24時間の難民体験をするプロジェクトも開催されています。

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現場はのんびりとした雰囲気で、病後にリハビリをする年配の方々が、フィヨルドの側でノルディックウォーキングという歩行運動をしていました。この場所には、過去に重い病気を患った人や紛争を体験した人など、過酷な体験をした人も多くいます。穏やかな自然の中で、さまざまなアクティビティに挑戦し、周囲と協力していきながら問題解決をしていくことで、人はまた前を向いて歩いていくことができると、UWCはその一例となっているようです。 

Photo&Text: Asaki Abumi

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