オスロ映画祭Oslo Pix 現地レポート

公開日 : 2018年07月13日
最終更新 :
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オスロで昨年スタートしたばかりの新しい映画祭「オスロ・ピックス」(Oslo Pix)。

今年は6月4~10日、オスロ中心地にある各映画館で開催された。

北欧、北米、欧州から厳選された、「質の良い作品だけを集めた」というフェス。

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昨年、この映画祭でたまたま見たノルウェー映画が最高に良かったため、筆者は今年も結構期待してしまった(詳細はYahoo!ニュース個人「今まで見たノルウェー映画で最高点『テルマ』」にて)

今回の現地レポートの感想は......。 

「なにごとも、ノルウェーでは期待しすぎてはいけない」。 

正直に書きます!

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まずは、オープニング作品、ノルウェー映画『VANN OVER ILD』。

ノルウェーを西洋映画のように脚色し、傲慢な権力者に街を支配されたら、人々はどうなるか、を描いたもの。

「映画祭のオープニング作品」というと、スタッフの一押しだったりするので、外れるということがほとんどないのだが、今回は、「あれ?」となった。

とにかく、筆者のテイストには合わなかった。

しかも、上演前にオスロ市長まできて、絶賛するから、余計に鑑賞中に「え?」感が......。

オープニング作品で、これを選ぶとは。この映画祭の個性とテイストは、こっちなのか~、と思った。ノルウェー版ブラックユーモアが入った、政治の話だ。

今回は時間がなかったので、見たのは2作品のみ。デンマーク映画の『DREAMING MURAKAMI』は、満足できた。

村上春樹氏の作品を、デンマーク語に翻訳するMette Holmさんを追ったドキュメンタリー。

北欧のムラカミハルキ人気の一面を、見ることができるのではないだろうか。

大衆に受けいれられるかどうかは、まったく気にしていないようだ。 

北欧ミニシアターの世界観を知りたい人には、この映画祭はいいかもしれない。

Text&Photo: Asaki Abumi

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