オスロ2特派員 新着記事
オスロ中央駅前から30番のバスに乗って約20分の場所に位置するノルウェー民族博物館(Norsk Folkemuseum)。
併設のカフェ・アルカディア(Café Arkadia)にてえびのディル風味マヨネーズ和えのサンドイッチを頂きました。
北欧で定番のスカーゲンローラ(えびをマヨネーズとディルで和えたもの)に、カフェ・アルカディアではレタスもはさんでサンドイッチにしています。
ディル風味が効いていて、北欧を感じられる味です。
サンドイッチが60NOKで紅茶は29NOKでした。
このカフェでは数種類のサンドイッチの他に、クスクスサラダ、りんごのケーキや菓子パン等がショーケースに並んでいました。
ノルウェー民族博物館は野外博物館です。
ノルウェー各地から集められた17-19世紀頃の木造の建物が並んでいたり、1950年代の農家の暮らしぶりを再現した一角があったりと、自分のペースで広い敷地内を歩いて回ることが出来ます。
最も注目するべきは、オリジナルは13世紀築の木造のスターヴ教会。
19世紀末に現在のノルウェー民俗博物館敷地内に移築されました。
野外博物館の敷地内は、少々歩きづらい場所もあります。
筆者はバレエシューズで出かけた為、すべりそうになりました。
運動靴等をおすすめします。
店名: カフェ・アルカディア(Café Arkadia)
住所: Museumsveien 10, Bygdøy, 0287 Oslo, Norway
TEL: + 47 400 23 505
URL: https://norskfolkemuseum.no/en/cafe
ノルウェー民族博物館(Norsk Folkemuseum)URL:
https://norskfolkemuseum.no/en
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オスロ市内だけでも約25店舗を持つ人気のパン屋Baker Hansen。
サンドイッチ、菓子パン、ケーキ、コーヒー、紅茶等が揃っています。
写真はりんごとラズベリー味のスムージー。
さらに生絞りのオレンジ果汁が入っているとのことです。
お砂糖が入っていないので甘過ぎず、太陽の日差しの強い夏の季節にはぴったりの飲み物。
テイクアウトではなく、カフェ利用の料金で60NOKでした。
筆者が利用したのはSt.Hanshaugen店。
お店は道路に面しているのですが、その向こうには公園が広がっています。
明るく広々としていて、風通しの良い店内です。
店名: Baker Hansen/ St.Hanshaugen店
住所: Ullevålsveien 45, 0171 Oslo
TEL: +47 94 02 32 30
URL: https://www.bakerhansen.no/butikker/
上野にある国立西洋美術館で開催中の「北斎とジャポニスム」展。
葛飾北斎の作品が、印象派をはじめとした19世紀後半の西洋美術に影響を与えた、という観点から企画された展覧会です。
19世紀半ばに日本開国して以降、日本の美術や工芸品がヨーロッパでもてはやされ、ジャポニスムという日本趣味が広まりました。
また、西洋の芸術家が日本美術からインスピレーションを受けて自らの創作に取り入れたことも、ジャポニスムと呼ばれます。
ジャポニスムはフランスを中心とした現象ですが、その影響は北欧にも広がりました。
ノルウェーの代表的な画家Eilif Peterssen(アイリフ・ペーテシェン)の作品「Sommernatt(夏の夜)」(1886年)にも日本美術からの影響が見られます。
オスロ郊外のフレスクムで1886年夏に描かれました。
ノルウェーの薄明るい夏の夜の風景を描いています。
一見すると、まるで写真で写したような自然主義的な絵ですが、よく見てみると自然の持つ本来の色とは少々異なっていることに気が付きます。
色彩が単一的にまとまり平面性を強調する傾向への兆しが見られます。
前景と遠景の距離が比較的近い空間の構築も日本美術からの影響があると言われています。
また、画面の前景の中央に木の幹が描かれた大胆な構図は、北斎作品からのインスピレーションが見られると言えます。
絵画(油彩/キャンバス)の寸法は133 x 151 cm。
この絵の前に思わず立ち止まって見入っていらっしゃる鑑賞者を何人か見かけました。
水底が見えるような水面の透明感等、今回の展覧会で他の作品と比較して際立っていたと感じます。
「北斎とジャポニスム」展に出展されていますので、2018年1月28日(日)の会期終了まであとわずかですが、お時間のある方はぜひ足を運んでみて下さい。
会場: 国立西洋美術館
住所: 〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7
TEL: 03-5777-8600
URL: http://hokusai-japonisme.jp/outline.html
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