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ノルウェー・オスロ2特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。


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上野にある国立西洋美術館で開催中の「北斎とジャポニスム」展。
葛飾北斎の作品が、印象派をはじめとした19世紀後半の西洋美術に影響を与えた、という観点から企画された展覧会です。
19世紀半ばに日本開国して以降、日本の美術や工芸品がヨーロッパでもてはやされ、ジャポニスムという日本趣味が広まりました。
また、西洋の芸術家が日本美術からインスピレーションを受けて自らの創作に取り入れたことも、ジャポニスムと呼ばれます。


ジャポニスムはフランスを中心とした現象ですが、その影響は北欧にも広がりました。
ノルウェーの代表的な画家Eilif Peterssen(アイリフ・ペーテシェン)の作品「Sommernatt(夏の夜)」(1886年)にも日本美術からの影響が見られます。
オスロ郊外のフレスクムで1886年夏に描かれました。
ノルウェーの薄明るい夏の夜の風景を描いています。
一見すると、まるで写真で写したような自然主義的な絵ですが、よく見てみると自然の持つ本来の色とは少々異なっていることに気が付きます。


色彩が単一的にまとまり平面性を強調する傾向への兆しが見られます。
前景と遠景の距離が比較的近い空間の構築も日本美術からの影響があると言われています。
また、画面の前景の中央に木の幹が描かれた大胆な構図は、北斎作品からのインスピレーションが見られると言えます。


絵画(油彩/キャンバス)の寸法は133 x 151 cm。
この絵の前に思わず立ち止まって見入っていらっしゃる鑑賞者を何人か見かけました。
水底が見えるような水面の透明感等、今回の展覧会で他の作品と比較して際立っていたと感じます。


「北斎とジャポニスム」展に出展されていますので、2018年1月28日(日)の会期終了まであとわずかですが、お時間のある方はぜひ足を運んでみて下さい。



会場: 国立西洋美術館
住所: 〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7
TEL: 03-5777-8600
URL: http://hokusai-japonisme.jp/outline.html



* 掲載内容は記事公開時点のものです。
* All photos credit to the author.



2018年1月27日

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10月8日(日)で最終日を迎えたムンク美術館の展覧会Towards the Forest。
ノルウェーで国民的人気を誇る作家のKarl Ove Knausgård(カール・オーヴェ・クナウスゴール)が展覧会を企画したことでも話題を集めました。
美術史ではない分野からキュレーターを指名したムンク美術館の決断も素晴らしいと思います。
Knausgård(クナウスゴール)は自伝的小説「わが闘争」(全6巻)が有名。
ノルウェー国内だけでなく、国際的にも人気を集めている作家です。


本展覧会で展示された作品の一枚にSnow Landscape, Thuringia (1906)という雪景色の風景画があります。
ムンクは同様のモチーフで5枚描いているのですが、そのうちの一枚を見た際に、当時19才の若きクナウスゴールの心には強くうったえかけるものがあり、涙したとのこと。
このエピソードから、人並ではない感受性の持ち主であることと、芸術作品の真髄にあるものを捉える力があるのだと感じます。
また、展覧会カタログのクナウスゴール自身による文章から、美術史専門用語をあえて使用はしていないものの、美術史に関する知識は豊富であることがうかがえます。


この展覧会の特徴は、Knausgård(クナウスゴール)が、従来とは異なるアプローチで展覧会を作り上げたこと。
あえて美術史専門家のアプローチを取らないことで、今まで公開されることのなかった(あるいは、あまり公開されてこなかった)作品を多数展示し、さらに新しい視点からエドヴァルド・ムンク作品を見せることに成功しました。


Towards the Forestは、ムンク作品の素晴らしさと共に、Knausgård(クナウスゴール)のキュレーション力の素晴らしさも感じられた展覧会でした。


ムンク美術館では10月28日(土)から新しい展覧会HEAD BY HEAD - CRONQVIST | BJØRLO | MUNCHが開催されています。
ムンク作品をスウェーデンのアーティストLena CronqvistとノルウェーのアーティストPer Inge Bjørloの作品と共に展示しています。


因みに冒頭写真は今夏オスロで撮影した青空。
芝生に霜が降りる等、ここ数日でオスロは寒さが増してきました。
写真のような、青色と雲の作り出すデザインが素敵な夏空には程遠い季節です。


* All photos credit to the author.



2017年11月 5日

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先日ご紹介致しましたオスロにある現代美術館。現代美術館の正面玄関から外に出ると。

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このような噴水のある広場が広がっています。


Museum of Contemporary Art 09034.jpg

因みに、美術館の正面玄関にはライオンの彫刻が。


美術館を出て右側の通り、シルケ通り (Kirkegata)を散策してみました。


4 Kirkegata 09043.jpg

写真左端に彫刻がお行儀よく並んでいるのが見えるでしょうか。
オスロの街では至る所でアート作品に遭遇します。


5 Kirkegata 09048.jpg




⇒続きを読む"フォトジェニックポイントを探しにオスロ散策はいかが/ シルケ通り (Kirkegata)"

2017年9月12日
2017年8月16日
2017年7月 1日
2017年4月30日
2017年1月21日
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  • 特派員プロフィール
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    オスロ2特派員
    る。
    2015年よりノルウェーのオスロで生活。オスロ大学にて美術史を専攻中。スウェーデン留学時(2009 - 2010年)にはスウェーデン料理と食文化について学びました。フードアナリスト®。北欧の食やカフェ巡り、美術やアート・デザイン、雑貨に興味津々。生活経験のあるスウェーデンとノルウェーは勿論のこと、デンマーク、フィンランド、アイスランドも含め、北欧に大きな魅力を感じています。

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