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2017年2月25日

ムンク美術館後援の美術展 - イマジニスト・バウハウス -


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ムンク美術館後援の美術展 - イマジニスト・バウハウス -

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IMIB (インターナショナル・ムーヴメント・フォー・イマジニスト・バウハウス:The International Movement for an Imaginist Bauhaus)は戦後ヨーロッパにおいて先鋭的な芸術の発展に貢献した芸術家グループ。
本展覧会では、展示されることが稀な作品を鑑賞することが出来ます。

IMIBはデンマークを代表する芸術家アスガー・ヨルン(Asger Jorn)によって1953年に結成されました。
自由であること、実験的であることを目標に掲げ、近代産業社会において芸術の果たす役割を探求する為の実験を試みる場として始動。
北イタリアのアルバに本拠地を構え、国際的に活動しました。

そもそもバウハウス(Bauhaus)と言えば、1919年にヴァルター・グロピウス(Walter Gropius)がドイツのワイマールに設立した、建築とデザインの学校。
戦時中に閉鎖されましたが、1953年に建築家のMax Billがバウハウスの流れを汲むデザイン学校(Ulm School of Design)をドイツのウルム(Ulm)に設立。(因みにこの学校は後に閉校となります。)
アスガー・ヨルンはこのプロジェクトへの参加を希望しましたが叶わず、このことをきっかけとしてIMIBの結成に至りました。

Max Billのデザイン学校が確固とした理論と実践の教育を目的としたのに対して、ヨルン等IMIBのアーティスト達は自由な表現方法を追求しました。
このようなクリエイティビティが今回展示されている作品にも表れています。

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会場に入るとアスガー・ヨルン作のセラミック製の彫刻 Giulietta (1970)が目を引きます。


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展示スペースの様子。
このようなノンリプレゼンテーショナル(非描写的)な抽象画が多いです。

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Amos Schueller作のNight in the Woods (1959)。
厚めの絵具が作り出す立体感のある作品。


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ひと際目を引くのがイタリアの建築家兼デザイナー、エットレ・ソットサス(Ettore Sottsass)の作品 Fondo di marino (1953)。
絵画全体に広がるカラフルな色使いと丸みを帯びたオーガニックな形が印象的です。
作品名がイタリア語なので良く分からないのですが、「海の底」という意味のようなので、海の様子を描いているのでしょう。
上記写真は作品の一部です。
作品全体の画像はムンク美術館のホームページで見ることが出来ます:
http://munchmuseet.no/nyheter/the-imaginist-bauhaus



展示スペースが然程広くなく、出品点数も20点程度と多くはありませんので、アスガー・ヨルンやモダニズム芸術に興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
展覧会は2月26日(日)までですのでご注意を。



展覧会名: The Imaginist Bauhaus
会場: Kunsthall Oslo
住所: Dronning Eufemias gate 34
会期: 2016年12月10日~2017年2月26日
開催時間: 水~金11:00-17:00/ 土・日 12:00-17:00/ 月・火休館
入場料: 30NOK
TEL: (+47) 21 69 69 39
URL: http://kunsthalloslo.no?p=3351


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カテゴリー 文化・芸術・美術
2017年2月25日
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      る。
      2015年よりノルウェーのオスロで生活。オスロ大学にて美術史を専攻中。スウェーデン留学時(2009 - 2010年)にはスウェーデン料理と食文化について学びました。フードアナリスト®。北欧の食やカフェ巡り、美術やアート・デザイン、雑貨に興味津々。生活経験のあるスウェーデンとノルウェーは勿論のこと、デンマーク、フィンランド、アイスランドも含め、北欧に大きな魅力を感じています。

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