ムンクがオスロ大学アウラ講堂の為に制作した壁画 今夏一般公開は8月2日(金)まで!

公開日 : 2019年08月01日
最終更新 :
筆者 : る。
03793.JPG

カール・ヨハン通りにあるオスロ大学のアウラ講堂が今夏(2019年)は8月2日(金)まで一般公開となっています。

講堂内のエドヴァルド・ムンクのアウラ作品を鑑賞することが出来ます。

ムンク作品と言えば、『叫び』や『吸血鬼』等が有名ですので、暗く不安に満ちた印象をお持ちかもしれませんが、アウラ作品を見ると、その印象が変わると思います。

例えば、アウラ作品群の中で中心となる絵画『太陽』。

オレンジ、黄、青等、鮮やかな色使いで、筆使いも大胆です。

太陽の光が四方八方に広がっている印象を受けます。

ムンクが当時住んでいたKragerøの海岸から太陽が昇り、その光線が左右のキャンバスへと降り注ぐ様子を描いています。

大学の担う役割である「啓蒙」を抽象的に表現しているとのことです。

色彩、筆使い、テーマ等から、明るく生き生きとした印象を受けます。

5UniversityofOslo03106.JPG

カール・ヨハン通りのこの場所がオスロ大学の敷地で、アウラ講堂はここにあります。

(因みに、現在オスロ大学の大部分の学部はここではなく、ブリンダン等、別の場所にあるキャンパスを使用しています。)

03797.JPG

建物のこの階段を上がるとアウラ講堂への扉があります。

03798.JPG

この扉を開けて、ロビーを抜けると、ムンク作品に出合えます。

アウラ講堂に入ると、計11枚のキャンバスが正面と左右の壁面を埋め尽くすように飾られています。

壁画と聞くと、壁に直接描かれたものを真っ先に思い浮かべるかもしれませんが、アウラ作品はムンクがキャンバスに描いた油彩画を講堂の壁面に組み込んだものです。

夏の一般公開の公開時間は平日(月曜~金曜)の10:00~14:00と、限られています。

入場料無料です。

夏の一般公開以降も、下記のタイミングでアウラ講堂が開かれます:

* アウラ講堂内で、例えば音楽コンサート等が開かれる際に、音楽鑑賞をしつつムンク作品を見ることも可能です。但し、コンサートがメインですので、じっくりとムンク作品を鑑賞することは難しいかと思います。また、コンサートのチケットを購入する必要があるはずです。

* 上記以外に、2019年は下記日程で一般公開されています。公開時間は12:00~15:00です。

9月7日(土)

10月5日(土)

11月2日(土)

12月7日(土)

* 予告なしに変更となることもあるかもしれませんが、事前に下記リンクから日程の確認をおすすめします:

オスロ観光でカール・ヨハン通りを訪れる方は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

オスロ大学 アウラ講堂 

住所: Karl Johans gate 47, 0162 Oslo

TEL: +47 22 85 95 55

* 掲載内容は、記事公開時点のものです。

* All photos credit to the author.

筆者

ノルウェー特派員

る。

2015年よりノルウェーのオスロで生活。北欧の食やカフェ巡り、美術やアート・デザイン、雑貨に興味津々。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。