サウザンアイランズ・クルーズ(前編)

公開日 : 2011年07月23日
最終更新 :
筆者 : タマ治郎

7月21日はカナダのオンタリオ州で7月の最高気温を更新しました。この日のオタワは湿度もあわせた体感気温は46度とも!!!本当にグダーってするしかない。。。本当にここはカナダ???

というわけで、今回はこんな夏にぴったりのクルーズをご紹介したいと思います。場所はオタワから2時間程ドライブしたところにある1000 Islands。サウザンアイランド・ドレッシングが有名になった場所でもあります。

この1000 Islandsは名前の通り、いくつもの小さな島がカナダとアメリカの国境の境にあるセント・ローレンス河に約80km連なっています。お金持ちの別荘が立ち並ぶ夏の人気スポットです。

クルーズはカナダ側からもアメリカ側からもどちらも出ていますが、私たちは今回、アメリカ側から参加しました。

理由としては、1、途中に立ち寄れるHeart Island(ハートの島)があるのですが、そこがアメリカ領の為、カナダからのクルーズだと、上島する際に入国審査があるということ。

2、アメリカ側からのクルーズだと、その島に滞在する時間が自分で調節できる(一日にシャトル船が何便もあるので、どれに乗って帰ってきても良い)という利点があったからです。

オタワからまず1時間半ほどドライブして、Ogdensbergという国境を越えます。陸路での入国には日本人の場合はUS$6かかります。これ、いちいち面倒なんですが、日本人である以上避けては通れません。(例外は、飛行機でアメリカへ入国した際に記入する、あの白い紙!あの半券があればスルーできます。)オフィサーに「サッカーの試合どう思ったかい?」って聞かれ、何も考えず「めっちゃ最高だった☆」と上機嫌で答えてから、しまった。。。。彼はアメリカ人だと気づく自分。 オフィサーは笑って「僕は女子サッカーとか興味ないから別に良いけどね。」と言われ一安心。これで彼の機嫌を損ねたら入国拒否だったかも?!

そしてそこからドライブすること30分、Alexandria Bayに到着です。小さい港町でお土産やさんやレストラン、アイスクリーム屋が並ぶ通りもあります。今回はここから出るUncle Sam Boat Tour(サムおじさんのボートツアー)に参加します。

サムおじさんの凄いところは、ツアーが何個もあり、一日に何本も出航していること。そして安い!そしてどのツアーも最後にHeart Islandに立ち寄り、上島できます。そしてサンおじさんの船、どれでもに乗って帰ってこれます。

私達はSinger CastleツアーというDark Islandにあるお城に行くツアーに参加しようと思っていたのですが、券を買うために並んでいたら、常連らしきおじさんに、「そのツアーだと、お金持ちの別荘とか見れないし、そこが一番面白いんだよ!!」とTwo-Nation(国境を越えてカナダ側とアメリカ側を航海するルート)を薦められました。値段もこっちはUS$18.50と約半額だったのでこっちをチョイスしました。所要時間はおよそ2時間15分。船の中には軽いスナックなんかも売っています。船は2階席と甲板席があり、自由席です。結構風が強いので羽織るものがあると重宝します。

10時に船は出港!Heart Islandは目の前ですがこれは最後までおあずけ。まずはアメリカ側の島々を巡ります。

CIMG5928.JPG

その後国境を越えるのですが、別に何の目印もあるわけではなく。。。一番の目印はカナダ側に来ると、あのトーテムポールが飾ってある別荘なんかもあったり。さすが愛国心にはどこにも負けないカナダです。

totem.JPG

馬を掲げている別荘もあります。スタンピードか何かで優勝したんでしょうか?

馬.JPG

中には売り出し中の物件もちらほら。。。$1millionあたり(一億円!!!)が普通サイズのお値段らしいです。でもここに物件を構えるとなると、ボートなんかの水上手段が必要なので、ざっと計算しても2億円位は必要ですかね?こちらの船は約1億ぐらいするそうです。

高価なボート.JPG

1000 islandsの中で一番とも言われている豪邸。

大豪邸.JPG
ワンバック.JPG

そんな中にも家主が亡くなってしまい維持できずにこのように潰れてしまう別荘も。本当にグシャッと巨人か何かに踏まれたみたいに陥没してます。

陥没.JPG

クルーズの折り返し地点。カナダとアメリカを結ぶ橋です。

橋.JPG

なんでも、毎年毎年、ちみちみと色塗りを繰り返しているので、一箇所終わると、別の所がはげてきて、全く同じ色にならないそうです。そんなところも超適当なカナダ人らしい(笑)

日本が亀の日向ぼっこなら、こっちは水鳥!鴨かな??

鳥.JPG

海ではないので、塩でベトベトする事はなく、とても気持ちよかったです。途中で行きかうジェットスキーなんかを見ていると本当に羨ましくなりますが、このクルーズも抜群に心地良かったです。

後編はいよいよHeart Islandに上陸します。

筆者

カナダ特派員

タマ治郎

2009年よりカナダの首都オタワへ。人生の半分以上をカナダで過ごしてる事になりました。

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