サウザンアイランズ・クルーズ(後編①)

公開日 : 2011年07月23日
最終更新 :
筆者 : タマ治郎

ガイドのお兄さんから、Heart Island下船についての連絡がありました。ここで下船するのは自由で、約30分毎にくるサムおじさんの船にならどれに乗っても港に帰れるよ、ということです。チケットも何もいりません。(アメリカ側からのクルーズがここしかない為)

Heart IslandはBoldt城がそびえる島です。このお城はGeorge Boldtというニューヨークでのホテル産業で大成功を納めたペルーシア人によって建てられました。そのホテルはWaldorf-Astoriaというホテルで現在エンパイアーステイト・ビルディングがあるところに建設されていました。今現在は移転され、ヒルトンの最上級ブランドとされています。また彼がルームサービスというものを発案したとも言われています。このBoldt城はGeorgeさんの愛する妻の為に建てたと言われてますが、彼女が1904年に急死したのをうけ、彼はすっかり意気消沈してしまい、建設が途中で止められてしまいました。幾度と重なる厳しい冬と、誰でも船があれば訪れることが出来たため、見るも無惨な形へと破壊されてしまいました。現在は1000 islandsの公共事業機関に買い取られ15億もの費用を費やして、一般公開出来るまでに修復されました。今でも修復が進められているので、城の中もすぐ隣では工事が行われていたり、壁にいろいろな落書きがされていたりします。何処の国でもこうやって壁に自分の名前を書いたりするのは一緒です(笑)

入城料はUS$7です。島の外観です。

島の外観.JPG

上陸してすぐに見えるお城の一部です。

城.JPG

中はフランスでお城巡りをしたことがある方は簡単に想像できると思いますが、とりあえずいろんな部屋でぎっしりです。

玄関.JPG

ビリヤードの為の部屋!

ビリヤード.JPG

ダイニングルーム。当時の食器なども飾られています。

ダイニングルーム.JPG

こんな窓に囲まれた景色抜群の部屋で一度で良いから寝てみたい!!!

寝室.JPG

ハートが様々な所に施されています。これは天窓です。

天窓.JPG

中にはおみやげ屋さんもあります。城の外にはベンチやピクニックテーブルがあるのでらお弁当を広げるのにピッタリです。クルーズが10時出航だったので、丁度良くお昼ご飯の時間にHeart Islandに着きます。私たちはサンドイッチを持ってきたのでここでお昼休憩。

お昼.JPG

ベンチの目の前の風景です。ボートが何度も行き来しました。羨ましい!!!そして左奥に見えるオレンジの建物、そこがサムおじさんの船の出る港です。泳いでも来れる距離?

tower.JPG

修復が進められているAlster Tower(Play House)Georgeさんの子供が泊まったりしたそうです。

蛇口.JPG

こういう蛇口?って何処でもあるんですね。

パワー.JPG

やはりこういった島での生活は自給自足が肝心、ということでここにはガソリンやディーゼルなどを保管する倉庫として建てられたそうです。倉庫なのに豪華すぎ!

Heart Islandの向かい側にはヨットハウスと言って、ボートなどを泊めておく倉庫があります。ここにはシャトル船に乗って(別料金US$4又は城とそセット券US$9)アクセス出来ます。私たちは時間の関係で立ち寄りませんでした。

ヨットハウス.JPG

その後、タイミング良く来たサムおじさんの船に乗って帰港。駐車場はクルーズ利用者には無料なので、ちょっと港町を散策しました。

アイスクリーム屋さんでは、30種類くらいあるフレーバーソフトクリームをオーダー。私は杏が大好きなのでそれにしたら、お店の人にも彼にも「数ある中からよりによってアプリコットぉ???」「初めて作った!!!」と非難ゴーゴー。そこまで杏っぽい味はしませんでしたがほのかにオレンジ色で美味しかったです。

本当はこの後、展望台に寄って帰ろうと思っていたのですが、Kingstonという市が30分くらいで行ける事が分かったので、ちょっと寄り道して行こうと思います。今回、このクルーズに行くか、Kingstonに行くか迷った位なので、両方味わっちゃいましょう!という欲張りな私たち。では後半②に続きます。

筆者

カナダ特派員

タマ治郎

2009年よりカナダの首都オタワへ。人生の半分以上をカナダで過ごしてる事になりました。

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