三連休で回るOttawa~2日目~
さぁ二日目の土曜日。
朝からメープルシロップを堪能しに行きました。その時の朝食の様子はこちらから。
メープルシロップの時期が終わっている春から夏・秋にはOttawaから車で30分程度の所にあるGatineau Parkでのハイキングもオススメです。
Ottawa市内で楽しみたい!という人には、自然博物館で恐竜の剥製をみたり、国立美術館を覗いてみるのも良いと思います。
メープルシロップたっぷりの朝食を味わった後は、Parliament Hill(国会)へ。
カナダの国会議事堂は、誰でも気軽に入れることが出来ます。特に夏の間、中庭ではたくさんのオタワ市民が日光浴をしながら本を読んだり音楽を聴いたりしています。
もちろん議事堂の中にも入る事が出来ます。(空港のようなセキュリティチェックがあります。水の持ち込みは大丈夫ですがスプレー缶などはあずかりになります。)ピースタワーという展望台に上がるだけでもオッケーですが、せっかくなので無料で行われている英語かフランス語のガイドツアーに参加しましょう。
中はこんな感じで、お城みたいな造りです。
国会図書館。じつはこの国会議事堂、一度火災にあっていて、昔のまま残っているのはこの図書館のみ。と、いうのも火災で大事な資料が燃えてしまわないように図書室への入り口には厚い鉄の扉が備え付けられていました。その為火災を免れる事が出来た、という訳です。
こちらは普段は撮影禁止です。(今回は私の彼の家族が国会職員だったので特別に許可を頂きました。)
カナダの国会は上院・下院に別れています。上院はSenateと呼ばれ、上院の部屋は通称その色からRed Roomとも呼ばれています。国会が開かれるときは、ここに下院のメンバーも集まって開会式が行われます。また上院は州毎に議席数が決まっていてます。左の写真の天井にある模様はそれぞれの州を表しています。
こちらは下院のHouse of Commons。こちらは上院とは違って選挙で議員が決まります。
こうやって一通り回ると、自由解散になり売店に行ったり(国会の文字の入ったペンやファイル、国会議事堂の水彩画などを買うことが出来ます。)ピースタワーに上がる事が出来ます。そこからの眺めは抜群!!!
中央にある三角形が6つ集まっている建物が、国立美術館です。
左下に見える建物がFairmont Chateau Laurier(高級ホテル)
右側は国会議事堂の建物です。屋根が薄緑色ですが、実はFairmontのように茶色かったんです。でも10円玉が錆びて青くなるように、錆びてきてしまってこのような緑色になっています。
国会図書館です。
国会を後にして戦争慰霊塔を見たあと、カフェで一休み。
国会の回りのカフェやレストランは、国会議員の働いていない土日はすごく空いていて穴場です。またダウンタウンの駐車場は土日はタダで止める事も出来ます。
今日最後のストップポイントは、造幣局のMint
カナダにはウィニペグとオタワの2カ所の造幣局があります。
ここカナダの造幣局では、記念硬貨や投資硬貨の製造を行っています。
ここも英語とフランス語のガイドツアーがあります。
土日は製造の過程があまり見られないので通常$6のところ$4.5で参加できます。英語のツアーまで45分ほど時間があったので、マーケットにある美味しいジェラート屋さん、Piccolo Grandeに寄り道。ここのジェラートを知らないオタワ人はいないって言うほど有名なお店。ショウガ、ピスタチオ、ティラミスにメープルなどいろいろなフレーバーが揃っています。
ツアーはすごく分かり易い説明で面白かったです。(ここは撮影禁止です。)カナダではイギリスの女王や国王が変わる毎に新しい硬貨を作るのですが、変わる毎に横向きの顔が右・左と交互します。ただ一度だけ、急に国王が変わってしまったので製造が間にあらず、次の国王へとスキップした時があるそうで、その時だけ2人とも同じ方向を向いているそうです。
他にもカナダは世界最高峰の金の生成を行っており、99.999%の純金硬貨(ファイブナイン)を世界で初めて作ることに成功したそうです。こちらの硬貨、今はドバイの大富豪のおうちでコーヒーテーブルとして使われているそうです。カナダではこの品質の高さを利用して、他の国の硬貨も作っていて、それぞれの国の硬貨もここで見る事が出来ます。
またバンクーバーオリンピックとパラリンピックのメダルも展示してありました。
記念硬貨も直に触らせてもらえました。
最後に国立美術館の前にあるクモの像の前で写真を撮って、帰り道にLCBOという酒屋さんでお土産のアイスワインを買って、盛りだくさんの2日目は終了です。
国会議事堂のツアーは今回でもう4回目ほどになりますが、毎回違うガイドさんで違う話をしてくれるので面白いです。
造幣局も造ってる過程は1カ所しか見れませんでしたが、ガイドさんが丁寧に説明してくれるので全く問題ありませんでした。
時間がある方は是非Chateau Laurierにも寄ってみて下さい。シャンデリアと広~いロビーはまさにお城のよう!
筆者
カナダ特派員
タマ治郎
2009年よりカナダの首都オタワへ。人生の半分以上をカナダで過ごしてる事になりました。
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