3連休で回るOttawa~3日目~

公開日 : 2012年04月17日
最終更新 :
筆者 : タマ治郎

最終日の3日目はケベック側にあるCivilization Museum(文明博物館)へ。

ここではカナダらしいトーテムポールや、原住民の生活や工芸品などを見ることが出来ます。

カナダの魅力がギュっとつまった私のイチオシの博物館で、オタワに友達が来ると必ず訪れます。

入場料は大人$12。戦争博物館とのセット券や、お得な家族券。そして3Dの映画とセットになった券などもあります。(ここの3Dの映画は、アマゾンの動物や、カナダの鉄道等です。私は残念ながらまだ一度も見たことがないです。)

まずは1階のトーテムポール・先住民のフロアへ。

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ここのフロア、最近アップグレードしたみたいで、昔よりもたくさんのトーテムポールを展示してあります。それにしても高くて一番上まで見るのが大変!首がつりそうになります。そして一つ一ついろんな違いがあって面白い。

その奥にはカヌーや、貝塚など、トーテムポールが作られた時代や先住民の生活の様子を見ることが出来ます。

あまり日本では触れることのない、カナダの歴史や民族。妹はかなり見入っていました。

続いて2階へ。

2階には売店の他に特別展の会場が2つ。普段は一つしかやってなかったりするんですが今回は豪華に2つ!!

一つは「宗教」世界のさまざまな宗教・概念の展示で不思議な空間でした。

2つ目は「北極」まず入り口で、好きな探検家・有名人を選んでカードをもらいます。

そして展示を見ていくうちに、その人物について分かるようになる、という仕組み。

偶然、私と妹が選んだ人物は幼なじみでお互いに尊敬しあっている、という探検家でした。

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こんなテントで寝るなんて、私には絶対無理です。凍えそう!!!

2階の展示は盛りだくさん。

私が大好きなChildren's Museumもここにあります。

ここではカナダの特色とも言える「多民族国家」が体験できる展示。中にはいろいろな国の家やマーケットなどがあり、その国ならではの文化を世界旅行をする感じで体験できるようになっています。

まずは入り口でパスポートをもらって出発~!!!(大人の私たちには、配ってないのですが、受付の人に頼めばもらえます。)これにさまざまなポイントにあるスタンプを集めていくのですが、結構大変...一度も全部集めきったことがありません...

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日本の家。中にはきちんと靴を脱いで上がります。

ここでは折り紙を折ることが出来るんですが、私たちが作る折り紙に子供達は興味津々!最後には「これもらっても良い?」と。折り紙って、何処でも人気なんですね。

もっとマスターして、こういう場で教えられるようになったら面白いかもなぁなんて思ったり。

他にも浴衣を着てみることも出来ます。

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こちらも日本の家の中の展示。ひな人形なんですが何か違う??そう3人官女と5人囃子がバラバラに...右大臣と左大臣の段も高すぎじゃないでしょうか?

これはちょっと博物館の誰かに言った方が良いですね。

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他にもエジプトのピラミッド(中には象形文字のゲームもあります)や、メキシコのマーケットでお買い物ごっこをしたり。バリのブースでは影絵の人形を作ることが出来ます。

お昼頃は子供連れで賑わうので朝一番でここにくればゆったり楽しめますが、ちっちゃい子供を眺めているのも楽しい(笑)

Children's Museum の奥には「郵便博物館」があります。

ここではカナダの郵便システムについての展示(昔は配達員が熊よけのスプレーを携帯していたりもしたそうです)やゲーム、コレクターには嬉しい切手の展示も。良~く見えるようにルーペの貸し出しもしています。

3階はカナダの展示で、1000年位からの生活様式などを見ることが出来ます。

開拓時代の水車や馬車、古い町並みや学校の様子など、タイムスリップしたみたいな気分にさせてくれます。

4階はカナダの著名人の27名の展示で、トロントにある大きなショッピングセンターの創業者や初代首相の生涯を知ることが出来ます。カナダの著名人って日本ではほとんど耳にしないので興味深いフロアです。

盛りだくさんの博物館、じっくり見ると一日はかかります。今回は最後駆け足気味に回って、それでも4時間半位はいたと思います。

遅めのお昼は、バラエティ豊富なハンバーガーのレストランへ。すごくお腹が減っていたのですが、今度はお腹が一杯過ぎて歩けないくらい(笑)

その後、Hog's Back Fallsという滝を見に。Mooney's Bayという湖というか大きな池?(オタワ市民は「ビーチ」と呼んでいますが、海水では全くありません。)の北側に位置しているダム。夏場はこのMooney's Bay、日光浴だの海水浴?だので大人気です。

このHog's Back Fallsは下の方まで降りられるので臨場感たっぷり!!!スニーカーで来る事をオススメします。ビーチサンダルの人を見かけましたが、最後に危うく滑りそうになっていました。

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切り立った岩は迫力満点。

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こんなカワイイGroundhogも。(Ground-Beaverといって陸のビーバーとも呼ばれているそうです。結構大きいんですよ。)

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写真には撮れませんでしたが、黒リスもうろちょろしていました。

3回に分けてお伝えしてきましたが3日間という限られた日程でも十分にOttawaを満喫することが出来ます。来月あたりにはチューリップフェスティバル、7月には一年の最大のお祭り「Canada Day」も待っています。夏にはさまざまな音楽のフェスティバルも予定されています。トロントやモントリオールに旅行を考えている皆さん、是非Ottawaにも足を運んでみて下さい。

筆者

カナダ特派員

タマ治郎

2009年よりカナダの首都オタワへ。人生の半分以上をカナダで過ごしてる事になりました。

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