建物に奥に隠れるパリの巨大コロッセオ

公開日 : 2013年06月10日
最終更新 :
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コロッセオと言えばローマにあるものが有名ですが、じつはパリ市内にもガロ・ロマン時代に建てられた円形劇場が残っています。

場所は市内5区。通りからは建物に囲まれて見えませんが、一角にあるトンネルを抜けると、1万7000人収容可能だった円形劇場アレーヌ・ド・リュテスが姿を現します。

この劇場が建てられてたのは紀元前1世紀末。3世紀末くらいまで使われていたそうですが、時代とともに埋もれ、1858年まで忘れ去られていました。しかし、その後発見され、1869年から現在のように公開・保存されています。

中では近所の子供たちが遊んでいたり、ベンチに座りランチをしている人がいたりするなど、のんびりした雰囲気。パリの建築群に囲まれて、ぽっかり円形に空いている様は、とても不思議な気持ちになります。パリの中でもとても落ち着ける場所の一つです。

【今の服装】

昼間の日なたはTシャツのみで十分なほど気温は上がっています。ただしパリの天候は変わりやすく、急に気温が下がる日も多いです。万が一にそなえて羽織るものがあったほうが良いでしょう。

(6月お題"わたしの街の隠れた絶景スポット")

【データ】

Arènes de Lutèce(アレーヌ・ド・リュテス)

住所:49 rue Monge et rue de Navarre 75005

開場時間:8時~19時(土・日曜・祝日9時〜19時)※冬期は18時まで

入場料:無料

最寄り駅:地下鉄7番線Place Monge

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筆者

フランス特派員

守隨 亨延

パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。

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