世界で活躍する演劇人・笈田ヨシの観客参加型公演がパリで
パリを拠点に世界で活躍する俳優・演出家、笈田ヨシさんの公演が、パリ日本文化会館で行われます。5月7日と9日に『禅問答』、5月15日と16日は『Sang de Cerisiers 桜の血』が行われ、公演後には笈田さんと観客との対話が設けられます。
笈田さんは文学座、劇団四季を経た後、演劇界の巨匠ピーター・ブルックとの出会いをきっかけに渡欧。俳優・演出家として世界で活躍してきました。今回『禅問答』『Sang de Cerisiers 桜の血』という演目で行われる『Work in progress』を、笈田さんは「演劇というものは、稽古期間を経て上演日までに発表しなければいけない。しかしルオーの絵画のように何年もかけ何層にも重なった絵の具の厚みのような情熱を、演劇人としても創作できないか」という思いから続けています。そして「終演後に観客から意見をいただくことで、一緒に作品を作り成長していく」対話型プロジェクトです。
笈田さんは、最近ではマーティン・スコセッシ監督『沈黙（原作：遠藤周作）』に出演するなど、日本を代表する演劇人。そんな彼と、近い距離で双方向型に芝居を楽しめる絶好のチャンスです。予約・購入は各リンク先から行えます。パリに滞在中の方はぜひ足を運んでみてください。
2015年5月7日（木）20時
2015年5月9日（土）20時
2015年5月15日（金）20時
2015年5月16日（土）20時
筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト（フランス外務省発行記者証所持）。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
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