今年一番おいしいパン屋はどこか? 2015年バゲットコンクール

公開日 : 2015年09月13日
最終更新 :
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毎年パリで「バゲット・コンクール」という、どこのバゲット(日本でいうところのフランスパン)がおいしいか、を決める催しが開かれています。「焼き加減」「味」「中身」「香り」「見た目」が審査され、優勝者には4000ユーロの賞金とエリゼ宮(大統領府)に1年間、納入できる特典がもらえます。毎年コンクールの時期になると、バゲット好きの間で「今年の優勝はここだった! 」と話題になるのですが、今回は誰が、その栄光に輝いたのでしょうか?

1位から10位までの受賞者と住所は次の通りでした。

1. Monsieur Djibril BODIAN:38 rue des Abbesses 75018

2. Monsieur Sami BOUATTOUR:193 rue de Tolbiac 75013

3. HURE:150 avenue Victor Hugo 75116

4. Messieurs Christian VABRET et Philippe SAMOES:30 rue d'Alésia 75014

5. Monsieur Jacky RENOUF:249 boulevard Voltaire 75011

6. Monsieur Régis CHEVANT:152 avenue de Versailles 75016

7. Monsieur Charles-Didier TCHOUASSI:63 rue de Turbigo 75003

8. Ex Aequo Jean-José PHILIPPE:25 avenue de Saint-Ouen 75017

8. Ex Aequo Les Gourmandises d'Eiffel:187 rue de Grenelle 75007

9. Monsieur Abdallah MOURAG:85 rue Saint-Dominique 75007

10. Monsieur Guillaume DELCOURT:100 rue Boileau 75016

今年は2010年の優勝者が再びトップに返り咲きました。モンマルトルにある「ル・グルニエ・ア・パン」の職人ジブリル・ボディアンさんです。セネガル出身のボディアンさんは父親もパン職人の2代目。2010年の受賞時に、ガイドブックなど日本のメディアでも多く取り上げられたため、ご存知の方もいると思います。

2位以下も遜色ないおいしさですので、宿泊場所近くにある店を選んで、買ってみてはいかがでしょうか。

ちなみに、バゲットの中でも伝統的なものが「トラディション」という種類(「トラディション」はフランス語で「伝統」という意味)。じつは、どのように作っても良いというわけではありません。1993年9月13日に定められた法律で、原材料と製法が定められており、それに沿ったバゲットでないと「トラディション」と名乗れません。ちなみに本日9月13日のグーグル・フランスは、トップページがバゲットでした。

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パン屋は、手軽に体験できるフランス文化の1つです。私がパリへ来た時にまず感動したのが、パンのおいしさと、日本とは比べものにならないレベルの高さでした。フランスへ来たら、ぜひ試してみてください! 

(9月お題"パン")

筆者

フランス特派員

守隨 亨延

パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。

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