冬の風物詩ギャラリー・ラファイエットのクリスマス装飾始まる

公開日 : 2016年11月10日
最終更新 :
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11月8日、ギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマン店では、店内に飾られた巨大クリスマスツリーの点灯と、オスマン通りに面したショーウィンドーのお披露目がありました。当日行われた今年のセレモニーでは、映画『アメリ』で有名な女優オドレイ・トトゥが参加。クリスマスツリーの点灯スイッチを入れました。

今年の装飾テーマは「幻想的な極北のクリスマス」。雪と氷に覆われた国で繰り広げられる、シロクマの家族がイメージされています。同店によれば、氷が溶けて生存環境が脅かされているシロクマが、子グマたちと一緒に北極を離れ、新しい氷原を探す旅に出発する、というもの。長い道のりを歩いた結果、ギャラリー・ラファイエットが作った夢のような氷の世界を見つけた、という展開です。

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今回の装飾において特筆すべきは、その素材。ロレンゾ・パパスにより手がけられた作品は、すべて紙だけで作られています。その効果により、真っ白で柔らかな、まさに幻想的な極北の様子が再現されました。

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なぜシロクマなのでしょうか? 同店によれば、今回の作品はNGO「ワイルド・タッチ」と連携して、南極と生物多様性についての知識を深め、地球環境を保護に役立つアートプロジェクトを行おう、という理由からとのこと。ギャラリー・ラファイエットの各フロアで、遊んだり踊ったりしたクマたちが北極に帰るまでの間に、私たちは氷原の大切さに気付かされる、という流れになっています。

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同店のクリスマス装飾が仕上がると、いよいよ今年も年末に入ったことを感じさせてくれます。また11月13日からクリスマス前の12月18日までは、普段は休館する日曜も同店は営業しています。今年も1年があっという間に過ぎようとしています。

筆者

フランス特派員

守隨 亨延

パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。

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