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フランス/パリ特派員ブログ 加藤 亨延

フランス・パリ特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2017年10月26日

パリの主要ターミナル駅、リヨン駅を徹底紹介!


パリの主要ターミナル駅、リヨン駅を徹底紹介!

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パリの主要ターミナル駅の1つであるパリ・リヨン駅 (以下リヨン駅)。名前の通り、フランス中部にある主要都市リヨン方面を始めとした、パリから南東方面に伸びる路線の列車が発着する駅です。ワイン産地で有名なブルゴーニュ地方の中心都市ディジョン、南仏マルセイユ、ニース、モンペリエ、スイス国境に近いフランシュ・コンテ地方ブザンソンへのTGV(高速鉄道)、およびフランス中部へクレルモン・フェラン方面への在来線、パリ近郊路線Transilien R線、スイス、イタリア方面の国際列車がこの駅から出ています。


リヨン駅はパリにあるターミナル駅の中でも広く、駅舎は2つの主要ホームに分かれています。そこで今回は、同駅の使い方をくわしく説明していこうと思います。

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パリ市内からリヨン駅への行き方

リヨン駅にはパリ市内各所を結ぶ地下鉄1、14号線とRER A、D線、およびバスが乗り入れています。セーヌ川にかかるシャルル・ド・ゴール橋を挟み、フランス中部オルレアン、トゥール方面の中距離路線が発着するオステルリッツ駅も近いです。地下鉄とRERはリヨン駅の地下ホームに着き、バスもリヨン駅付近の各バス停に到着しますが、オステルリッツ駅からリヨン駅へ行くには、セーヌ川を徒歩で渡る必要があります。2駅間の距離は、荷物がなく早歩きで10分程度、荷物などがありゆっくり歩く場合は15分程度見ておいた方が無難です。


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(オステルリッツ駅とリヨン駅を結ぶシャルル・ド・ゴール橋)


リヨン駅での注意点

リヨン駅の特徴としては、地上階がA〜N番線がある「Hall 1」と、5〜23番線がある「Hall 2」の2つに、大きくホームが分かれています。


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(Hall 1)


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(Hall 2)


2つのホームは同じ駅舎内でつながっていますが、双方の行き来は早足で歩いて数分、ゆっくり歩いて5分以上を目安にしてください(リヨン駅地上階構内図) 。そのためHall 2から発着する列車の切符を持っている場合、Hall 1からの移動時間を含めて、時間に余裕を持って駅に到着することをおすすめします。


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(Hall1からHall 2への連絡通路)


地下1階にある「Hall 3」からは、階段を登るとHall 1にあるA〜N各ホームに直接出られる構造です。奥まで歩き地上階へ出るとHall 2の入口付近ともつながっています(リヨン駅地下1階構内図)


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(Hall 3)


駅構内の店舗と荷物預り所

リヨン駅内にはキオスクや「スターバックスコーヒー」などのカフェ、「PAUL」「Prêt-à-manger」などパンやサンドイッチを扱う店、スーパーマーケット「Franprix」、同じくスーパーマーケットMonoprixのコンビニ版「Monop'Daily」、薬局などがそろいます。「FAUCHON」「L'Occitane」もあります。ただし、どの店舗も混んでいる場合が多いため、時間に余裕を持った利用がおすすめです。


荷物預り所はHall 3の端にあります。営業時間は6時15分〜22時(年中無休)です。


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列車の乗り方

駅などで発券する長方形の切符の場合は、列車に乗る前に改札印を入れる「コンポスタージュ(Compostage)」が必要なことが多いです。「必要ない」と書かれている切符もありますが、すべては仏語で書かれているため、とりあえず乗車前に刻印しておきましょう。コンポスタージュする場合は、各ホーム近くに設置してある四角い専用機械に切符を差し込み、刻印されたら引き抜きます(発車ホームの機械でなくても良いです)。1回で反応しないことも多いため、その際は何度か試してください。


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フランス国鉄(SNCF)の公式サイトやSNCFのスマホアプリでオンラインで購入し、自宅のプリンターで印刷した切符、およびスマホ画面に二次元コードを表示させるタイプの切符は、駅での刻印は必要ありません。そのまま指定された列車に乗り込みましょう。


ホームに改札が設けられている場合は、切符に印刷された二次元コードをかざして、扉が開いたら通ります。


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WiFi

駅構内は無料のWiFiが飛んでいます。画面上での登録なしなら、低速で1回20分。登録をすれば高速(最大20Mbps)で無制限に使えます。


リヨン駅の歴史

早めに到着して少し時間がある場合は、せっかくなのでリヨン駅を見て回りましょう。パリ観光局によれば、1855年に建てられたリヨン駅は、1871年のパリ・コミューン(同年に起きたパリ市民、労働者の蜂起により樹立した社会主義革命政権)の際に大部分が焼失してしまったものの、その後、以前と同じように復元されました。そして1900年、パリ万博の際にトゥーロンの建築家マリウス・トゥードワールによって建て直されます(つまり現在の駅舎は3代目)。新しい駅舎は旧ディドロ広場(現在のルイ・アルマン広場)に面した広大なファサードと67メートルの高さの時計塔を備え、1901年4月6日に落成式が開かれました。


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Hall 1にあるレストラン「ル・トラン・ブルー」はパリを代表する老舗レストランの1つ。アール・デコ様式の内装は一見の価値ありです。ル・トラン・ブルーに加え、豪華列車「オリエント・エクスプレス」の発着駅にもなったリヨン駅は、古き良き鉄道旅行の面影を現在に伝えています。


リヨン駅の時計塔は普段は見学できませんが、毎年9月第3週末に行われる「ヨーロッパ文化遺産の日(Journées européennes du patrimoine)」には、事前予約でのガイドツアーが開かれることがあります。気になる人はその日を狙って見学してみてください。




【データ】
Le Train Bleu(ル・トラン・ブルー)
電話:01 43 43 09 06
営業時間:(レストラン)11時30分〜14時45分、19〜22時45分、(バーラウンジ)7時30分〜22時
定休日:無
最寄り駅:地下鉄1/14号線、RER A/D線Gare de Lyon駅

ジモモ パリ

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2017年10月26日
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      パリ特派員
      加藤 亨延
      ジャーナリスト。日本メディアに海外事情を寄稿。日・仏・英の比較文化が専門。ロンドンにて公共政策学修士を修めた後、日本で雑誌記者として活動する。2009年よりパリ在住。取材経験はカンヌ国際映画祭、パリ同時多発テロ事件、ブリュッセル連続テロ事件、ニーステロ事件、仏大統領選など。欧州を中心に約60カ国800都市に渡航経験あり。仏外務省が発給する記者証所持。元ANNパリ支局勤務。フランス/パリの旬の話題を中心に更新していきます。お仕事などのお問い合わせはこちら、またはメールにて。
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