
海外旅行に行くなら必見。パスポートの取得申請から受取まで
2023.4.13
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旅先で貴重品の盗難にあうこともあると思います。もしフランス旅行中にパスポートを盗難・紛失してしまったら、どうすればいいのか? 手順や注意点をまとめてみました。
まず、パスポートまたは渡航書がなければフランスを出国できませんし、日本へ入国することもできません。そのため最寄りの大使館へパスポートの紛失届を出し、その後パスポートまたは渡航書を発行してもらう必要があります。
詳しい手順は外務省のサイト「国内及び国外でパスポートに関する申請手続きに通常必要な書類」に書かれていますが、そこから引用し、このブログでも手順を紹介していきます。
まずパスポートを紛失・盗難・焼失した場合、紛焼失届出を提出後、新規発給の申請を行う必要があります。紛失届出手続きには次の書類が必要です。
紛失届出手続きを済ませたら、次は日本へ帰るためのパスポートを新規発給、または渡航証明書の申請を行います。パスポート新規発給まで通常1週間〜10日ほどかかり、現地で滞在できる人は良いのですが、例えばツアー旅行など日程に余裕がないスケジュールで行動するケースも多いと思うため、パスポートの新規発給を待つよりも、まずは日本へ帰るための渡航書をもらうことを想定して今回は進めます。
これらをそろえて渡航書を申請すると、帰国日前日に発行されます。
渡航書の申請時に注意したいのが「戸籍謄本又は抄本(原本が必要)1通、または日本国籍があることを確認できる書類」です。その時の状況により、もしかしたら対応に幅はあるかもしれませんが、私の周囲で起きた経験談として、こんな話があります。
以前、私の知人がフランスで貴重品を盗まれて、そこにパスポートも含まれ、予定の日本行きのフライトへ乗れず大変だったことがありました。その際に知人も大使館で渡航書の申請をしたのですが、そこで手間取ったのが、この「戸籍謄本又は抄本(原本が必要)1通、または日本国籍があることを確認できる書類」です。
知人はパスポートのコピーは持っていましたが、戸籍謄本または抄本は持っていませんでした(普通は持ち歩いていないと思います)。知人は、大使館にパスポートのコピーを「日本国籍があることを確認できる書類」として認めてもらえないかと提案しましたが、大使館側からは申請の書類としては認めてもらえず。日本の家族に連絡し、役所で戸籍謄本または抄本を手に入れてもらってから、それを写真に撮ってメールで送ってもらい証明としました。
知人の場合は、日本に比較的すぐ動ける家族がいたためよかったのですが、そういう人ばかりではないと思います。海外旅行をするたび、または6カ月ごとに戸籍謄本または抄本を取るのは手間ですが、どうしても万全を期したいという人は、持ち物リストに加え、貴重品とは分けた場所に一緒に入れておいても良いかもしれませんね。
監修:地球の歩き方