フランスの新フレグランス「Hermetica」と「Floraïku」をプレゼンテーションで試してみた
フランスは香水産業が盛んな国です。有名ファッションブランドが出す香水から、フレグランスだけを専門に扱うブランドまで「香りの文化」を至る所で感じられます。
本当にいろいろな種類があって迷ってしまうのですが、その中で今注目度が上がりつつある2つの香水ブランド「Hermetica(エルマティカ)」と「Floraïku(フロライク)」。先日、メディア向けのプレゼンテーションがあったので行ってきました。場所はパリ市内にある百貨店プランタン・オスマン本店です。
プランタン・オスマン本店は「ウィメンズストア」「メンズストア&プランタン・デュ・グー(食品館)」「ビューティ&ホームストア」3つの建物で構成されています。香水売り場があるのはビューティ&ホームストアの1階(日本式2階)です。
まず訪れたのがHermetica。錬金術からインスピレーションを受けて作られたブランド。錬金術とは、古代エジプトに起こり、アラブやヨーロッパに伝わった、卑金属から金や銀など貴金属を生成しようと試みたものHermeticaは、この錬金術をコンセプトに、分子など化学構造から香水と肌への最適解を求めています。
Hermeticaの特徴は、通常の香水であれば使っているアルコールを使わず、アルコールフリーで作られているということ。そのため、肌が弱い人でもつけやすい香水になっています。
プレゼンテーションでは、華やかで甘いものから爽やかなものまで、10種類以上の香りを順に試していきます。今回のプレゼンテーション参加者は私以外、すべて女性。ただHermeticaはユニセックスで香りを展開していますので、例えば男女で一緒にそれぞれの香りを選ぶこともできます。
次に訪れたのが、日本の俳句など伝統文化をコンセプトにしたFloraïkuです。日本文化からインスピレーションを受けていますが、香水自体はフランスのブランド。つまり日本文化のエッセンスをフランスの香水文化に取り込んだような香水です。
こちらでも10種類以上を順に試していきます。
Hermeticaがどちらかというとフランスらしさを感じる香水だとすると、こちらはがらりと趣が変わり、香水ではあるものの奥底にほのかに日本茶の香りが漂うなど、日本を意識しているのが分かります。そして、傍らには日本茶と一口大のカップケーキの用意が。落ち着きます。
パッケージもかなり凝っており、携帯用のケースには浮世絵風の絵がデザインされていたり、通常のボトルには英語で俳句が書かれています。FloraïkuもHermetica同様に男女兼用の香りです。
本当にさまざまな香りがあるため、自分や相手のイメージに合うものが、きっと見つかるはずです。プランタン・オスマン本店のビューティ&ホームストアで、ぜひいろいろ試してみてください。
【データ】
Printemps Paris Haussmann(プランタン・オスマン本店)
住所:64 boulevard Haussmann 75009 Paris
営業時間:9時30分〜20時(日曜は11〜19時)
定休日:無休
最寄り駅:地下鉄3、9号線Havre - Caumartin
筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
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