【12月5日大規模スト初日】シャルル・ド・ゴール空港とパリ市内間の交通状況まとめ

公開日 : 2019年12月04日
最終更新 :
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12月5日からフランスではゼネストが計画されています。交通をはじめ公共機関が、足をそろえてストライキを打つ予定で、パリ市内も交通網の大きな乱れが予測されています。

12月5日からのパリ市内および近郊の公共交通機関の運行状況については過去記事「【12月5日の大規模スト】パリ公共交通機関の運行状況まとめ」にて一覧にしましたが、今回はパリの空の玄関口シャルル・ド・ゴール空港とパリ市内を結ぶ交通について、現時点での状況をお知らせします。

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【列車】RER B線

ストライキに際して、シャルル・ド・ゴール空港とパリ市内をつなぐRER B線は、パリ北駅ですべて乗り換えになります。パリ南郊外およびパリ市内から、パリ北郊外とシャルル・ド・ゴール空港方面への直通運転はありません。逆も同じで、全便がパリ北駅止まりです。

RER B線空港方面を担当するSNCFは12月5日の時刻表を発表しています。

- シャルル・ド・ゴール空港(AEROPORT CDG 2 - TGV)→パリ市内(パリ北駅:GARE DU NORD)

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▲Transilien公式サイトの12月5日RER B線時刻表のスクリーンショット

- パリ市内(パリ北駅:GARE DU NORD)→シャルル・ド・ゴール空港(AEROPORT CDG 2 - TGV)

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▲Transilien公式サイトの12月5日RER B線時刻表のスクリーンショット

特にストライキが重なる場合、何らかの理由で時刻表通りに列車が運行されないケースも多いです。十分に余裕を持った行動をおすすめします。

【バス】ロワシーバスとル・ビュス・ディレクト

オペラ座(オペラ・ガルニエ)前を発着するロワシーバス(Roissybus)はストライキにより間引き運転が予告されています。ル・ビュス・ディレクト(Le Bus Direct)は通常通り運行されます。ただし空港とパリ市内までの道路は混雑が予想されますので、いつも以上に余裕を持った移動をおすすめします。

ロワシーバス:3便に1便の割合で運行

ル・ビュス・ディレクト:全線終日通常運行

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【車】タクシーとVTC配車サービス

現地メディアBFMが12月2日報じた11月末の調査によると、タクシーおよび配車サービスの78%の運転手が、12月5日のゼネストの日に働くそうです。一方でストライキに合わせて、12月5日は働かないと回答した運転手は8%でした。

空港または市内からのタクシーおよびUberなど配車サービスは利用可能ですが、需要が高まるため大変混雑すると思われます。BFMによると、通常の週の10倍予約が入っているとのこと。また配車サービスについては、需要の高まりに伴い料金の高騰が予想されています。

そのためタクシー利用を検討している場合、予約を入れておくこと、道路の混雑状況を予測して早めの行動をおすすめします。

筆者

フランス特派員

守隨 亨延

パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。

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