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フランス/パリ特派員ブログ 加藤 亨延

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2020年1月26日

パリ日本文化会館が食と工芸のイベントを同時開催中 福島のグルメと全国17地域の技が集まる


パリ日本文化会館が食と工芸のイベントを同時開催中 福島のグルメと全国17地域の技が集まる

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パリ日本文化会館の地上階では、今2つの催しが開かれています。1つは「テロワージュふくしま」という福島県産品の販売とプロモーションイベント。もう1つが、日本国内17地域の工芸品を展示・販売する「『伝統と先端と』~日本の地方の底力~」展です。


どちらの催しも2月1日まで。これらイベントを見学してきました。

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テロワージュふくしま


「テロワージュふくしま」は、福島県産の⾷材を使った料理と酒を組み合わせ、福島県の魅⼒を発信するというもの。ふくしまワイン広域連携協議会と福島⺠友新聞社で作る実⾏委員会が主催で、経済産業省の支援を受けて実現しました。


「テロワージュ」とは、テロワールとマリアージュを掛け合わせた造語だそうで、産地ならではの食材を使った料理と、地酒の絶妙なマリアージュを楽しめるという意味が込められているそうです。


「日本酒なんて福島県に限らず日本全国にどこにでもあるでしょ」と思うかもしれませんが、なんと福島県は国内の日本酒コンクール、全国新酒鑑評会で最高品質を認められた日本酒を、生産する蔵元の数が日本で一番多いのだとか。7年連続で国内第1位を取る、日本一のお酒処です。


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▲会場で福島県の日本酒をプロモーションする北村秀哉テロワージュふくしま実⾏委員⻑


今回紹介されている福島県の日本酒は「大和川酒造店」「仁井田本家」「豊国酒造」「笹の川酒造」という4つの蔵。それにマリアージュする形で「山田屋醸造(味噌、醤油)」「星醸造(味噌、醤油)」「かとうファーム(米、甘酒)」「岡昇(ドライフルーツ)」「いとう園(ドライフルーツ)」「あぶくま食品(ミニピーチ)」という6社の食材が出展しています。


私が訪れた日は関係者向けのレセプションが開かれた日で、これら日本酒と食材の試食が並んだのですが、それぞれ個性が違って、とてもおいしくいただけました。


『伝統と先端と』~日本の地方の底力~


「テロワージュふくしま」のすぐ隣のスペースでは「『伝統と先端と』~日本の地方の底力~」が開かれています。こちらは食ではなく工芸品で、生活の三要素「衣・食・住」の観点から、職人の手によって現代まで受け継がれる17地域の品物を展示・販売しています。


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参加自治体は青森県、鶴岡市、新潟県、富山県、金沢市、福井市、山梨県、富士川町、長野県、高山市、名古屋市、京都府、浜田市、倉敷市、福岡県、久留米市、熊本市です。


ぱっと見た感じ、普通の伝統工芸品の陳列だと思う人もいるかもしれませんが、「ぱっ」ではなく、もう少し「よく」見てください。面白いモノが満載です。個人的に琴線に触れたのが、名古屋市で神具製造を行う岩田三宝製作所が作ったヒノキのボトルクーラー。じつは私、出身が愛知県なのですが、身内びいきというわけではなく、本当に面白いんです。


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木製のボトルクーラーなんて、クーラー内の温度がすぐに外気温と同じになりそうと思いますが、じつはヒノキというのは素材の中に細かな気泡があるそうで、それによって保温性に優れているのだそうです。


そして興味を惹かれたもう1つの理由が、昨年11月に愛知県の実家に戻っていた時に、ちょうど名古屋市でG20外相会合が開かれていました。その外相会合で各国外相の土産として手渡されたのが、岩田三宝製作所のこのボトルクーラーでした。


当時、地域のニュース番組でも、そのことが取り上げられており、私自身もアルコールの有無に限らず飲み物全般に興味があるため、ヒノキのボトルクーラーの存在を少し気にはなっていました。そして数ヶ月してパリで再会。せっかくなので詳細を聞いてみようと会場にいた方に声をかけたら、なんと職人さんご本人でした。


その日は、ちょうど岩田三宝製作所のデモンストレーションが行われる日で、ボトルクーラーのことから、他の製品の作業工程の話までうかがいことができました。生産者の方と直接会う機会は多くありませんが、こういう催しがあるとそれも叶って、製品をより身近に感じられます。フランスの人々にとってはなおさらです。


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▲三方製作を実演する岩田三宝製作所の岩田康行さん


催しでは岩田三宝製作所の他にも、伝統工芸をベースにしたインテリア雑貨がたくさん紹介されています。パリ日本文化会館は、エッフェル塔からも徒歩すぐです。観光の合間に一度訪れてみることをおすすめします。


【データ】
Maison de la Culture du Japon à Paris(パリ日本文化会館)
住所:101 bis Quai Branly 75015 Paris
開催期間:2020年1月21日〜同2月1日
最寄り駅:地下鉄6号線Bir Hakeim/RER C線Champ de Mars - Tour Eiffel


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    加藤 亨延
    ジャーナリスト。日本メディアに海外事情を寄稿。日・仏・英の比較文化が専門。ロンドンにて公共政策学修士を修めた後、日本で雑誌記者として活動する。2009年よりパリ在住。取材経験はカンヌ国際映画祭、パリ同時多発テロ事件、ブリュッセル連続テロ事件、ニーステロ事件、仏大統領選など。欧州を中心に約60カ国800都市に渡航経験あり。仏外務省が発給する記者証所持。元ANNパリ支局勤務。フランス/パリの旬の話題を中心に更新していきます。お仕事などのお問い合わせはこちら、またはメールにて。
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