フランスでカフェやレストランが2ヵ月ぶりに再開!パリはテラス営業が解禁【2020年6月2日】
▲6月2日午前のシャンゼリゼ大通り
今日2020年6月2日から、フランスの大部分でレストランやカフェ、バーなどの営業が再開しました。パリ含むイル・ド・フランス地域圏では、テラス席のみ営業が解禁されています。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、3月15日に飲食店が一斉に閉じられて以来、2ヵ月ぶりにお店に活気が戻ってきました。
再開にともなっては、テーブルとテーブルの間隔を最低1m空ける、1グループ10人まで、店員はマスクを着用する、などの条件が決められています。現地の様子をお伝えします。
▲シャンゼリゼ大通りにあるフローラ・ダニカのテラス席
まず、今朝のパリ市内シャンゼリゼ大通り。ダニッシュ・ブラッスリー「フローラ・ダニカ」のテラスも、準備万端です。
フランス国内では、6月2日の朝を待ちきれず、解禁となった6月2日深夜0時ちょうどに店を開けたところもあるようです。フランス西部の町ナントでは、深夜の解禁に多くの人が列を作った様子(下)を、現地メディアBFMが取り上げました。
シャンゼリゼ大通りのような旅行者が多く訪れる地区だけでなく、パリっ子の普通の生活地区もこのとおり。
午後は、こんなにたくさんの人が出てきました。
飲食店以外にも、パリは少しずつ以前の活気を取り戻しつつあります。5月31日には、昨年4月15日の火災以降閉鎖されていたノートルダム大聖堂の広場が、再開放されました。パリジャン紙が報じた映像(下)を見てもらうと、現地の様子がよりわかると思います。
パリ市内および近郊の美術館も、すでにいくつかは再オープンしていますが、ヴェルサイユ宮殿は6月6日、モネの『睡蓮』を所蔵するオランジュリー美術館は6月22日、オルセー美術館は6月23日、ルーヴル美術館は7月6日に再開予定です。
▲閉鎖中のルーヴル美術館
徐々にパリの町が活動的になってきました! なお、制限解除の第二段階についての概要は「フランスの新型コロナウイルス制限緩和"第2フェーズ"まとめ【2020年6月2日以降】」にも、まとめていますので、あわせてご参照ください。
筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
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