5月3日以降に外出制限緩和と中旬以降に美術館やテラス席の再開目指す、仏首相が会見【新型コロナ】

公開日 : 2021年04月23日
最終更新 :
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2021年4月22日夜に、フランスのカステックス首相と関係閣僚が記者会見を行い、新型コロナウイルス感染対策、および今後の見通しを述べました。現在の感染状況の見込みでは、5月中にいくつかの制限緩和が実施される予定です。

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現時点での感染状況について

今年3月末からの全国的な外出制限などの強化により、状況は改善しています。10日ほど前から感染が減少傾向にあり、この1週間で1日の感染者数が17%減少しました。しかしながらイギリス変異株は感染力は高く、昨年11月の外出制限時と比較すると、感染減少までに2倍の時間がかかっているそうです。

4月22日時点での感染者は約3万人。重篤な入院患者は約7600人であり、そのうち新型コロナ感染者は約6000人。ただし病床数は2倍となっています。重症患者の数は数日前から横ばいになっており、政府によると第3波のピークは過ぎ、数日以内に減少していくだろうと見立てています。

各種制限解除の目安はいつか

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政府は2021年5月3日以降に、日中の外出制限を解除できる可能性があると述べています。

5月中旬には商店、いくつかの文化施設、スポーツ施設、テラスなどの再開を目指しています。また制限の緩和は、感染状況次第で地域ごとの対応になることが考えられています。19時以降の夜間外出制限についても5月中旬に解除の有無が判断されます。

▲会見するカステックス首相と関係閣僚

筆者

フランス特派員

守隨 亨延

パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。

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