パリのクリスマス装飾が続々整う、プランタン・オスマン本店のきらびやかなショーウインドー

公開日 : 2021年11月21日
最終更新 :
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11月も半ばを過ぎ、パリも次々とクリスマス支度が整ってきました。今回はまず、2021年11月10日17時にオープンした、パリ市内オスマン通りにある百貨店プランタン・オスマン本店のクリスマス装飾の様子をお伝えします。

プランタン・オスマン本店は、今秋2021年9月より同店ウィメンズストア7階にサスティナビリティをテーマにした1300平方メートルのコンセプトフロアとパリの町並みを一望できるテラスをオープンし(過去記事「パリのプランタンにエッフェル塔展望できる新スポットがオープン、世界最大級のサステナビリティフロアも」)、再注目が集まっているデパートです。

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今年のプランタンのショーウインドーは「L'incroyable Fabrique des Lutins(妖精たちの驚きの工場)」というテーマで、かわいらしい妖精たち(Lutins)が11のウィンドーの中で、以下のような物語を紡いでいます。

クリスマスが近づいてきましたが、予期せぬ吹雪がサンタクロースの工房に襲いかかります。吹雪のためにプレゼントの製造ラインは初めて止まってしまい、妖精たちはクリスマスの支度ができなくなってしまいます。そこでサンタクロースは、なるべく早く復旧させるため、新しい工房を見つけるべく妖精たちを世界中に使わします。探索中、妖精たちは黄金色の反射が目に留まります。プランタン・オスマン本店のクーポールです。近づいてみると、それは百貨店で、そこにはたくさんの美しいプレゼントが満ち溢れていたのです。すぐさま彼らは、プランタンを臨時のクリスマスプレゼント工房としました。

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ショーウインドーは毎年どこかのブランドとコラボするのですが、今年のメインパートナーはプラダ。さらに今年は、シャネルの香水「No5」が100周年を迎えるため、それを記念したウインドーも作られています。

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プランタン・オスマン本店によると、これらショーウインドーには121体のマリオネット人形が飾られ、それを今回の披露のために約650時間をかけて設置し、この企画を総勢約150人のスタッフが1年ほどかけて準備をしてきたそうです。

昨年は新型コロナが今以上に深刻度を増していたため、とても寂しい年末年始になりましたが、現状のままを保ってくれるようなら、今年は昨年と比べれば少し明るいクリスマスになりそうです。

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・住所: 64 boulevard Haussmann 75009

・最寄り駅(またはアクセス): 地下鉄3・9号線Havre - Caumartin

・営業時間: 10:00~20:00(日曜は11:00~20:00)

筆者

フランス特派員

守隨 亨延

パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。

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