日本からフランスにビジネス客が本格的にやってくるようになりました!パリの様子を紹介
日本側の水際対策が緩和されて以降、パリで行われるイベントを訪れても、日本から来る関係者に多く会うようになりました。すでにフランスでは海外から多くの観光客およびビジネス客が訪れていますが、日本人ビジネス客の往来に関しては、ようやくコロナ前の様子が戻ってきたと実感しています。
2022年9月18日と19日にパリ3区にあるイベント会場キャロー・デュ・タンプルにて、蒸留酒を中心としたアルコールのイベント「デュガ・クラブ・エキスパート・プロ 2022」が開かれました。日本からはキリンビールがウイスキー「富士」を、広島県の酒蔵は県内の各蔵の日本酒をそれぞれ出展していました。
そこでまず再会したのがキリンのマスターブレンダーである田中城太さん。前にパリのほかのイベントでお会いしたのが2018年だったため、じつに4年ぶりです。同社が富士御殿場蒸溜所で造るウイスキー「富士」のプロモーションでした。富士御殿場蒸溜所は、モルトおよびグレーンウイスキー原酒の両方を製造している蒸留所です。
近況をそれぞれ交換しつつ、さっそく試飲。今回は「シングルグレーンジャパニーズウイスキー 富士」「シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 富士」「シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 富士 2022マスターピース」の3銘柄の説明を受けました。
「シングルグレーンジャパニーズウイスキー 富士」は、富士御殿場蒸溜所のグレーンウイスキー原酒のみを使用したウイスキー。「シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 富士」は、モルトとグレーンを同一の蒸溜所で造っている富士御殿場蒸溜所ならではの商品で、全ての原酒を同一の環境で製造したものをブレンドした商品。そして「シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 富士 2022マスターピース」は、富士御殿場蒸溜所の長期熟成原酒を贅沢に使用しています。
詳しくはキリンビールの「富士」のウェブサイトをご覧ください。
さて、9月25日に訪れたのがパリ西部にあるサッカースタジアム、パルク・デ・プランスで開かれたゲームイベント「レッツ・プレイ・パリ」。ここではパリ市内に店舗を構え、またパリのリヨン駅にも期間限定で出店していた駅弁屋の花善がブースを出すというので行ってきました。
会場についたらこの景色! さすがスタジアムをイベントに使っただけあります。花善のブースはどこかなと探したらありました! 今回は花善の商品である鶏めし弁当と、秋田県協働して秋田県産品を来場者に紹介していました。
稲庭うどんや能代うどん、いぶりがっこ、あきたこまち、曲げわっぱなど、おなじみの名産品がずらり。ブースにいた花善社長の八木橋さんに聞いたら、特に枝豆のフリーズドライが特に売れているとのこと。意外でした!
また、秋田を代表する漬物であるいぶりがっこは「Daikon-fumé(ダイコン・フュメ/燻製大根)」とフランス語の呼び名を添えてアピールしていました。チーズや生ハムと一緒にバゲットにのせて、アペリティフの食べ物として提案されていました。
花善はパリ市内にも店舗があるので、気になった方は訪れてみてください。
■Paris Hanazen(パリ花善)
・住所: 34 Rue Condorcet 75009
・URL: https://parishanazen.fr/
筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
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