ラファイエット・グルメに新しい飲食スペースがオープン、お菓子の土産物選びと食事が一緒でさらに楽しく

公開日 : 2022年10月11日
最終更新 :
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デュクロのワインバー

パリを観光中にどこでご飯を食べれば良いか迷う人も多いのでは。お目当てのレストランがあっても、入りづらいなと思うこともあるかもしれません。そんな時に使いやすいのが、デパートやショッピングモールなどに入るレストラン。パリの百貨店ギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマンの食品館「ラファイエット・グルメ」の2階(フランス式1階)がリニューアルし、大きなレストランスペースがオープンしました。

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ギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマン本館

今回の改装では5つの異なるレストランと、ワインバー、期間限定で招待されるパティスリーが入居しています。

  • モスゴ(Mosugo)
  • バニャール(Bagnard)
  • スターヴィング・クラブ(Starving club)
  • ライスストリート(Rice Street)
  • ヨラ(Yora)
  • デュクロ(Duclot)

モスゴはミシュラン星付きシェフ、モリー・サッコ氏が展開するチキンを主体としたグルメ・ファストフード。西アフリカ、フランス、日本から影響を受けた料理をクリエーションします。メニューはプレッツェル(ドイツ発祥のパン)で挟んだチキンバーガーそしてフライドチキンなど、肩肘張らず食べることができ、テイクアウトも容易な料理が並びます。

スターヴィング・クラブは、ミシュランのグリーンスターを持つシェフであるティボー・スピワック氏が営むレストラン。ミシュラングリーンスターとは、持続可能なガストロノミーに対して積極的なレストランに光を当てたものです。フランス産牛肉やリージョナルな産品を用いて作られるハンバーガーやホットドッグなどアメリカンフードを展開しています。

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モスゴ(左)とスターヴィング・クラブ(右)の料理

バニャールはテレビ番組『トップシェフ』で2014年にファイナリストとなったヨニー・サアダとアレクサンドラ夫妻が立ち上げたレストラン。ストリートフード・カルチャーから影響を受けた地中海料理を楽しむことができます。ニース名物のサンドイッチであるパン・バニャやニース風サラダなどを楽しめます。

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バニャールの料理

先日、実際にバニャールで食べてみました。パリにいながらにして地中海の雰囲気が満載。パリ風の料理に飽きたら気分を変えてここで楽しみたいです。

  • キャビア・ドーヴェルジーヌ

    キャビア・ドーヴェルジーヌ

  • ハルーミ(キプロスのチーズ)のフライ

    ハルーミ(キプロスのチーズ)のフライ

  • ニース風サラダ

    ニース風サラダ

  • トリュフのリガトーニ

    トリュフのリガトーニ

  • ギリシャヨーグルトのフロマージュ・ブラン

    ギリシャヨーグルトのフロマージュ・ブラン

  • バジルとラズベリー、ピスタチオのクレーム・シトロン

    バジルとラズベリー、ピスタチオのクレーム・シトロン

ヨラはペルー料理を提供するレストラン。パリ市内9区にレストラン「ヴィラ・ミクナ」を営むペルー人シェフのホセ・アリアス氏のお店です。クスコからマドレ・デ・ディオスにわたるペルー側アマゾンからのインスピレーションをベースに、魚や肉をベースとしたペルー風サンドイッチやセビチェ、シェフ特製のティラディートなどが食べられます。

ここも実際に食べてみました。私自身、南米の料理は食べる機会が多くはないのですが、しかしながらどの料理も印象深く、再訪したいと思わせてくれる味でした。

  • エンパナーダ(牛肉、鶏肉、マグロ、チーズ、ベジタリアンの5種類あり)

    エンパナーダ(牛肉、鶏肉、マグロ、チーズ、ベジタリアンの5種類あり)

  • 白身魚のセビーチェ

    白身魚のセビーチェ

  • まぐろのセビーチェ

    まぐろのセビーチェ

  • プルポ

    プルポ

  • ロモ・サルタード

    ロモ・サルタード

  • ムース・オ・ショコラ

    ムース・オ・ショコラ

ライス・ストリートは日本のストリートフードを展開するお店。レストラン「パンアジア」を経営するベトナム人シェフのクアン・バイ氏が営みます。今回唯一の女性シェフです。ラーメン、たこ焼き、餃子、唐揚げ、寿司など日本のストリートフードが幅広く並び、お店は夜の屋台をイメージした作りになっています。

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ヨラ(左)とライス・ストリート(右)の料理

ワインバーは、以前からラファイエット・グルメに入っていたワインショップ「デュクロ」が店内で展開するバーです。ここで飲んでみて、もし気に入ったら土産物として購入しても良いかもしれませんね。ワイン以外にもラファイエット・グルメの商品は免税が可能です。

期間限定で入るパティスリーは「ジェフリー・カーニュ」(2022年9月7日〜同11月3日)と「サンク・サンス」(2022年11月3日〜2023年1月3日)です。

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ジェフリー・カーニュのラファイエット・グルメ内のポップアップ店舗

パリでの食事の選択肢に加えてみてください。

名称
Galeries Lafayette Le Gourmet(ギャラリー・ラファイエット・ル・グルメ)
住所
35 Boulevard Haussmann 75009
営業時間
9:30〜21:30(日曜は11:00〜20:00)
最寄駅
地下鉄7・9号線Chaussée d'Antin - La Fayette

筆者

フランス特派員

守隨 亨延

パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。

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