パリ始まりの地、サント・シャペルを訪問しよう

公開日 : 2019年11月06日
最終更新 :
筆者 : HIROMI

パリ1区、シテ島にあるサント・シャペルは13世紀中頃、聖王ルイによって建築されました。

実はここ、紀元前1世紀にガリアのパリシィ族が住み着いたことからパリと呼ばれるようになった、まさにパリ始まりの地。それ以来、14世紀まで王族の住む土地だったのです。

現在、サント・シャペルと隣のコンシェルジュリーは現存する最古のフランス王宮の建築物となっています。・

サント・シャペルには上下にふたつの礼拝堂があります。

下の階の礼拝堂は、ドーム型の紺碧色にフランス王朝の象徴、百合が印象的です。守護聖人は聖母マリア。

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上の階の礼拝堂はとても豪華です。このガラス窓は15あり、1113もの聖書のシーンが描かれています。ステンドグラスは70%が13世紀のもので、総面積は640㎡にもなります。

礼拝堂の高さは33m、アーチ型天井の高さは20.5mあります。

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階段を上がって左手から右に向かって物語は進みます。

西にあるバラ窓は15世紀のもの。

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フランボワイヤンと呼ばれる様式で、黙示録を示しており、世の終末を象徴して、日の沈む西側にあります。最後の審判の日まで国民を導き守るという王の使命を聖王ルイに思い起こされるためにこのテーマが選ばれました。

パリ随一とも名高いステンドグラス、ぜひ一度ご覧ください。

午後は混雑するので、午前中に訪れることをおすすめします。

コンシェルジュリーにも入れるおトクなチケットもあります。

11月から3月の第1日曜日や、ヨーロッパ文化遺産の日には無料で見学できます。

筆者

フランス特派員

HIROMI

2018年より在仏。フランスにて妊娠、出産を経て現在子育て中。

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