春の訪れ。時間変更と外出禁止中、おうち時間を楽しむパリジャンの様子
Bonjour こんにちは。
外出禁止令が発表されて6日になりました。
現在感染者12000名超、うち死者450名。
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来週3月29日夜中より夏時間に変わります。
1時間朝が早くなります。
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*日本との時差:8時間→7時間
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日照時間が6時50分から19時03分とだいぶ日も長くなってきました。
今週末は外出禁止をより一層厳しく取り締まるとの通達があり、お天気に恵まれたものの町にほとんど人出はありません。
▲こちらは昨年春のセーユ・ドトュイユ公園(16区)
無料で入れる温室には大きな鳥園があり、さまざまな小鳥たちにであえます。
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*20日金曜日より週末にかけ、市内の公園、エッフェル塔周辺のシャン・ド・マルス公園、アンヴァリッドの広場芝地にセーヌ川のほとりは右岸左岸ともに道も閉鎖。
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*スーパーや食料品店ではほかのお客さんと距離を保つため、入場制限が設けられています。並ぶ際は1mの距離を保つよう呼び掛けられています。
また14時までなど営業時間の短縮も続いています。
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*マスクを使用する人が目立ちます。
フランス政府はマスク不足の恐れから2億5000万枚のマスクを発注しています(現在8600万枚しかストックがありません)。もともとマスクをつけない文化でしたがストックが著しくない状況の今、マスク不足について政府は批判を受けています。
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*パリオペラ座はインターネットで過去の公演を無料配信しています。
※なお4月15日までの公演は全て休演決定
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外出禁止に公共の場の閉鎖、学校も仕事もいけなくなり友達と会うこともできません。
それでも、パリジャンたちには生活を楽しもうという姿勢がみられます。
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毎晩20時からの医療従事者への感謝の拍手も続いています。
命をかけて前線で戦う彼らからの「家にいてください Restez chez vous」のメッセージに応えようと、町に人気はほとんどありません。
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アペロという日本でいう晩酌を自宅のバルコニーで楽しんだり、手の込んだ料理に挑戦しようという呼びかけもあります。
・・・パリジャンたちの食へかける思いにはいつもおどろかされます。。
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外はすっかり春の陽気で、静まりかえったパリでは鳥が囀るのが聞こえるほど。
滅多にない穏やかな時間、家の中だけでもじゅうぶん楽しむことができると前向きなパリジャンたちに教えてもらうことができました。
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店の人やご近所さんと顔を合わせるとお互い「Bon courage! がんばろうね」と励まし合っています。当初15日間と定められていた外出禁止、どうやら延長する様子ですが、みんなで助け合って乗り切ろうという姿勢に救われます。
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Bon courage à tous.
それではまた、à bientôt.
筆者
フランス特派員
HIROMI
2018年より在仏。フランスにて妊娠、出産を経て現在子育て中。
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