ノートルダム寺院火災から1年。歴史を振り返るエクスポジション開催
Bonjourこんにちは。
昨年2019年4月15日、ノートルダム大聖堂の塔が焼け落ちる火災がありました。
現在も閉鎖し、改修工事が行われています。
火災から1年を追悼し、インターネット上でパリ市の美術館によるエクスポジションが開かれています。
カルナヴァレ美術館、現代美術館、プティパレ、ロマン主義美術館、ジーン・ムーラン美術館の6つの美術館の合同作成でノートルダムに関する史料や絵画127点が無料で見られます。
☆エキスポジションはこちら
ノートルダム寺院はパリ1区、シテ島に1163年に建てられました。
シテ島はガリア族が最初に住み着いた地、パリ発祥の地です。
フランスにおける0km地点(すべてのルート検索においての中心となる地点)なのです。
そのパリのはじまりの地に建てられたノートルダム。その名Notre-Dameとは、マリアのこと。
フランス革命で壊滅的被害を受け、しばらく放置されていましたが1831年、作家ヴィクトル・ユゴーが「ノートルダム・ド・パリ」を発表したことで再び人気に火がつきました。
今回の取り組みの主旨は、これらの史料を各研究分野の視点から見直し、焼けてしまった塔も含め、ノートルダム大聖堂のパリにおける重要性を再確認させること。
その流れは
セクション1. 歴史的建築物としての重要性を建築学・数学の視点から
セクション2. 文化・宗教上での重要な地であること。有名なクリスマスのミサ(昨年は1803年以来216年以来初めてミサの執り行いがなされませんでした)や歴代の王との関係からその歴史を振り返ります。
セクション3. ノートルダムの永遠性をヴィクトル・ユゴーの作品やヴァーチャル動画を使って説明しています。
改修工事が終わって内部見学ができる日までに、こうしておさらいしておうち時間を過ごすのもいいですね。
連日天気がよく20度前後のパリ。
5月11日まであと20日! がんばって乗り越えましょう!
それではまたà bientôt!
筆者
フランス特派員
HIROMI
2018年より在仏。フランスにて妊娠、出産を経て現在子育て中。
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