外出制限緩和したパリでできること

公開日 : 2020年05月18日
最終更新 :
筆者 : HIROMI

Bonjour こんにちは!

2020年5月11日より外出制限が緩和され、証明書なしでも街を自由に出歩けるようになったパリの様子をお伝えします。

緩和直後から天気も回復し、5月21日の祝日にはパリ市内でも30度を記録しました。

公園は封鎖されたままですが、広場は開放されており、日向ぼっこを楽しむ人々を多く見かけました。

やっと外出できるとなって街を行き交う人々にも笑顔が見られます。

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〜〜飲食関係〜〜

飲食店では店内での食事は認められていませんが、持ち帰りや宅配サービスでの利用が増えています。各お店のサイト、またはUbereatsやDeliverooのアプリでも注文できます。

5月11日以降、レストランも持ち帰りサービスを開始しています。

私は日本人シェフの12区にあるrestaurant Willを利用しました。

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今週のメニュー、シチリア野菜のガスパチョ、シーフードカレーと鴨とフォアグラのパイ包みです。

シェフの代表作であるこのパイ包み。普段から大人気で、持ち帰りでも美味しくいただくことができました。

マルシェも営業再開しています。

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ラップやマスクで品物をガードしています。

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マルシェでは現金支払いが主流なため、お会計レジの近くには抗菌ジェルが完備されています。

有名パティスリーなども時間や品物をを限定しながら営業を続けています。

ラデュレやピエール・エルメでは注文から2時間以内に配達する宅配サービスもあります。

〜〜商店〜〜

すべての商店の入口には抗菌ジェルが設置され、入店の際には利用を義務付けています。

ほぼすべての店舗でマスクの着用も求められます。

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百貨店、ボンマルシェは11時から19時まで毎日営業しています。

家具量販店イケアIKEAも5月25日より営業を開始。

インターネットであらかじめ注文、品物をドライブスルー形式で受け取り可能になるそうです。

ショッピングモール、ボーグルネルも5月21日より営業再開。

スターバックスも営業を開始、支払いはカードやアプリでのみ。

個人商店でも現金での支払いを拒否しているところが多く見られます。

フランスではカード支払いの際、カードでタッチするだけで支払いが可能なシステムが普及しており、レジでも衛生のために設置された透明なプラスチック板越しにカードをかざすだけで済むのです。

〜〜無料マスク〜〜

パリ市から住民全員に配布されるマスクはインターネットで申し込みをし、薬局で画面を提示することで受け取ることができます。3種類あるそうです。

私の受け取ったのはクチバシ型。

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薬局によって在庫がない場合もあり、指定時間に受け取れなかった場合は市のホームページから再度申告し直す必要があります。

なお、マスクは薬局で買えるようになったものの、洗える布マスクは一枚8〜10ユーロ、紙マスクは50枚40ユーロとかなり高額です。

そのため家にある着なくなった服などをアレンジしてマスクを自作する人が急増。

外出制限中にはミシンの売れ行きが好調だったようです。

日差しの強いフランスではサングラスは目を守る必需品。

サングラスとマスク、両方着用しているとむせ返るほど暑さを感じます。

そのためか現在、フランス人のマスク着用率は50%ほどなそうです。

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こんな形のマスクも見つけました。

飲食関係の店員さんに人気なようです。

〜〜バカンス〜〜

5月19日、国内の鉄道予約が開始されました。

毎年最低5週間の休みが保証されているフランス人にとって、夏のバカンスはとても大事。

早速予約が埋まっているようです。

なお前回お伝えしたように、電車やバスなどの公共交通機関の利用時にはマスク着用が義務づけられています。

※着用していない場合は乗車できません。

まだまだ完全ではないものの、日常が戻ってきました。

普段の生活のありがたさを感じられるいいきっかけとなりました。

今後も感染予防を徹底しつつ、生活を楽しんで乗り切りましょう。

日本の皆様もどうぞご自愛くださいませ。

それではまた、à bientôt!

筆者

フランス特派員

HIROMI

2018年より在仏。フランスにて妊娠、出産を経て現在子育て中。

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