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フランス/パリ3特派員ブログ ひろみさん

フランス・パリ3特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2020年8月27日

印象派好きなら外せないマルモッタンモネ美術館 le musée Marmottan Monet


印象派好きなら外せないマルモッタンモネ美術館 le musée Marmottan Monet

Bonjour, こんにちは!
16区にあるマルモッタンモネ美術館と、現在開かれているエクスポジションについて紹介します。(2020年7月終了予定でしたが、2021年1月3日まで延長が決定)
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美術館について
市民の憩いの場であるJardin du Ranelagh
ラヌラグ庭園とブーローニュの森に挟まれた、パリ市内でありながら自然に囲まれた場所に位置しています(森は広大ですので、散歩される場合は迷うわないように気をつけてください)。
16区は比較的観光客の方が少なく、閑静な住宅街や市民の生活を垣間見ることができる地区です。

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◇美術館の変遷
この館はもともと、ケラーマン公爵(François Christphe Edmond Kellermann ヴァルミーの三代目侯爵)の狩りなど趣味のために建てられました。
第一帝政時代にポール・マルモッタンが邸宅として改築し、子息のジュール・マルモッタンが自身の美術コレクションと建物を美術学校に遺贈したことで1934年マルモッタン・モネ美術館が設立されました。

そのあと印象派画家らの友人であり、かかりつけ医を父に持つド・モンシー女史 Victorine Donop de Monchyにより寄贈されました。
そのためサロンにはピサロ、ルノワール、シスレー、モリゾらの印象派の絵画が飾られています。
当時の生活風景の残るダイニングには絵画が家具とともに飾られており、生活と美術が融合していた時代を彷彿とさせます。
こうしたところがこの美術館の大きな魅力でもありますね。
ジュール・マルモッタンがフラマン(ベルギー、北フランス)、ドイツ、イタリアの美術が好きだったため、各地から蒐められた美術作品も堪能することができます。

C3601C3F-43DC-4181-98A0-D8065C2871F5.jpeg▲ 絵画、版画だけでなく本や彫刻も。
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▲こちらの仕掛けManufactureは19世紀初頭のもの。世界中の都市の風景が描かれています。
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◇常設展について
地下はClaude Monetモネの作品のみの展示です。
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1880年代、1890年代の風景画がクロードモネの子息によって寄付されたことにより世界でいちばんクロードモネの作品コレクションが揃っています。
ルーアンのノートルダム大聖堂、印象・日の出など代表作は言わずもがな、中心にはジヴェルニーの睡蓮の優しい色に囲まれることのできる空間があります。
タイムトラベルに連れ出してくれるかのような色彩美に囲まれる展示です。
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2階(フランス式1階)には女流画家、Berthe Morisotベルトゥ・モリゾの作品の間があります。
彼女の孫がこの美術館に作品を寄贈したため、25もの作品が揃っています。彼女は最初の女流印象派画家で、印象派画家らとは交友が深く、彼らの描いた彼女の肖像画がたくさんあることでも有名ですね。ちなみにマネの義理の妹であり、セザンヌの遠い親戚でもあります。
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彼女の絵画は、心地よい午後にパリの町角を散歩しているかのような錯覚を与えてくれます。この緑はあの公園で見た草木、この赤はあの垣根で咲いていた薔薇、と時代は違えどおなじ町の空気を感じることができました。

◇エクスポジション
今回の「セザンヌと芸術家がみたイタリア Cézanne et l'Italie des maîtres」展は2020年2月27日から7月5日までを予定していましたが、3ヵ月にわたる美術館の閉鎖があったため、期間が延長し、2021年1月3日までの開催となりました。
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セザンヌの象徴ともいえるサント=ヴィクトワール山の平野、ヴァルクロからの眺めMontagne Sainte-Victoireのほか、静物 natures-mortesや水浴図など印象主義時代の絵画をみることができます。
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セザンヌの表現方法をより深く理解できるように、イタリアの画家らの作品との比較展示もなされています。
17世紀、芸術の都であったローマで活躍したニコラス・プーサンに影響を受けたことを示す人物の配置方法など、幾何学的な分析による説明もあり、セザンヌのことをよく知らない方でも充分楽しめる展示になっていると思います。


美術館内は撮影可。ただし、個人所蔵のものが3つだけ禁止でしたのでお気をつけください。
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▲こちらのマークがついているものは撮影禁止です。
セザンヌはエクスアンレバンという南仏の出身。同郷の幼なじみである作家のエミール・ゾラの肖像画も展示されていますよ。

普段ワシントンのナショナルギャラリーやリヴァプール、横浜のポーラ美術館にある作品が一堂に会しており、見応えたっぷりの展覧会です。

それではまた、à bientôt!

【マルモッタンモネ美術館詳細】

・住所: 2 Rue Louis Boilly, 75016 Paris
・アクセス: メトロ9番La Muette駅またはRER C線Boulainvilliers駅より徒歩7分/バス32、63、22、52、70番線
・開館時間: 火曜〜日曜 10:00〜18:00(木曜日は夜間開館10:00〜21:00)
・定休日: 月曜日
・料金: 大人、7歳以上の子供 €12/7歳以下無料
・ジヴェルニーのクロード・モネ財団とのセット券: 大人、7歳以上の子供 €21.5/オーディオガイド(日本語あり)€3

注)美術館内は常時マスクを着用、順路に従い、対人距離を保って鑑賞することが求められます。 (写真はすべて美術館の許可を得て掲載しております)

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カテゴリー 文化・芸術・美術 見所・観光・定番スポット
2020年8月27日
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    ひろみさん
    大学ではフランス文学を専攻していました。が、いざパリに住んでみてびっくりな事がたくさん!そしてその度にますますフランスが大好きになっています。 日本とフランスには、似ているところもたくさんあると考えています。料理、言葉、そして人も。 日常から発見した小さなことからフランス流のびっくり処世術までジャンルを問わず書いていくつもりです。みなさまのご旅行のお役に立てれば幸いです。よろしくお願いします。 DISQUS ID @disqus_YiMFobfFiT

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