老舗紅茶店のサロンドテで紅茶の世界に浸る Mariage Frères マリアージュ・フレール

公開日 : 2021年07月28日
最終更新 :
筆者 : HIROMI

Bonjour こんにちは!

日本でもおなじみのマリアージュ・フレール(Mariage Frères)。

こちら、マレ地区にある本店にうかがいました。

94E2FF8B-302B-4F35-BC65-77DE0759383E.jpeg

扉を開けた瞬間から、香水にも勝る紅茶の香りが漂います。

マリアージュ・フレールはその起源をルイ15世にも遡る、フランス最古の紅茶店です。

その歴史と気品を存分に味わえる本店、サロンドテを紹介します。

B24852CF-FA0F-40EF-B64F-BADF609CCDAB.jpeg

温室のような邸宅で陽の光を楽しみながら、プロの手によってていねいに淹れられる紅茶を楽しむことができます。

865F8001-710B-4BA6-8A29-5071D151B5D8.jpeg

▼私たちにお茶を淹れてくれた、本店サロンドテで働くジョナサンさん。

D023BF55-4FBD-448C-9917-7FD595F67415.jpeg

こちらのレモンタルトには例えば、抹茶もおすすめだとか。

9BDC77E7-94A9-4B48-BDC1-104D1309AD10.jpeg

パティスリーは毎日こちらの店内で仕上げられており、季節によってメニューも変わります。

中でも、夏季のおすすめは、アイスティー。ちなみにどの紅茶もアイスティーにしていただくことができます。

ポット1杯に濃いめにだしたお茶をアイスティーにするため、500ml近くあり、ボリュームはたっぷり。

DB31BEA2-A063-4927-91C5-53ECB185FCA8.jpeg

食事メニューも充実しており、フォアグラのサラダと紅茶を楽しむ人も。ワインのように見た目、香り、味、料理とのバランスと五感で味わい尽くせるのがこちらの醍醐味でもあります。

いまの時期のメニューとしてお昼のメニュー、バオ・バーガーをいただきました。(バオとはフランス語でバンズのことを指します)

E09026E5-6E93-4668-B016-ACDD20AEA403.jpeg

色合いも鮮やかです。

添えられた緑茶塩と紅茶の香りのするゴマも自家製。

こちらの赤いルイボスティーはrouge in loveといい、バニラ、薔薇の香りがします。

白に赤、青、緑茶と、アイスティーの季節ならでは、美しい色合いを目でも楽しめます。

さまざまな色のお茶がありますが、赤のルイボスや白茶よりも紅茶や青いお茶の方が香りがより深めに香るとのこと。

901664A4-DE3A-498E-9A5C-A769AD4C9753.jpeg

スコーンやブリオッシュについてくるバターと紅茶のジュレ。

こちらも自家製。

バター入れもかわいらしく添えられたバニラ・ボンボンと、チベットの茶柄のジュレで、甘すぎずすっきりとしています。

店内はクラシック音楽やオペラが控えめに流れ、ていねいな接客にとても癒やされます。

また、2階には紅茶の美術館があり、世界各国の茶器が見られます。

47DCBDB5-3F08-4263-8CDF-D8142869A457.jpeg
D96EA299-5F52-40C4-A4AE-275B22BBE4F3.jpeg

ルイ15世から続くフランスの紅茶の歴史を知ることができます。

そしてもちろん、サロンドテで楽しんだあとは日本にその香りを持ち帰ることもできます。

B526FA67-48B1-4766-853B-DEA6D1AD4C96.jpeg

店を代表する香りのマルコ・ポーロは白茶、紅茶、赤いお茶、青いお茶と各種、いつも摘みたての茶葉で用意されています。

常時600から800種類を購入可能。1000種類ほど店内で働く方はそれらを熟知されてらっしゃる、さすがプロです。

百貨店などに入っている店舗にはすべての種類が揃っているわけではありません。ですので、自分にぴったりのお茶に出合うにはやはりパリの路面店舗にいらっしゃるのが一番です。

7F5A9486-AA6C-48CC-86DA-678F4AFE574D.jpeg

お茶を選ぶ際はこのように扇子で香りを確かめます。

88DBB0B6-0E4F-4285-A730-DF1E10DBC47E.jpeg

昔ながらの文鎮を使った秤で手際よく詰められてゆきます。

一袋あたり、100g。多めに買う場合150gも選べます。

895B466F-8846-4C48-A8FB-CE3F9A42FE1B.jpeg

▲日本の令和を記念した茶葉も売られています。

お茶を五感で味わい尽くすのにおすすめなサロンドテ。

フランスで最も歴史ある、美しい紅茶を味わえるマリアージュフレールを訪れてみてくださいね!

CD754773-2C69-4733-984F-C9AA34EF0782.jpeg

それではまた、à bientôt!

筆者

フランス特派員

HIROMI

2018年より在仏。フランスにて妊娠、出産を経て現在子育て中。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。