老舗紅茶店のサロンドテで紅茶の世界に浸る Mariage Frères マリアージュ・フレール
Bonjour こんにちは!
日本でもおなじみのマリアージュ・フレール(Mariage Frères)。
こちら、マレ地区にある本店にうかがいました。
扉を開けた瞬間から、香水にも勝る紅茶の香りが漂います。
マリアージュ・フレールはその起源をルイ15世にも遡る、フランス最古の紅茶店です。
その歴史と気品を存分に味わえる本店、サロンドテを紹介します。
温室のような邸宅で陽の光を楽しみながら、プロの手によってていねいに淹れられる紅茶を楽しむことができます。
▼私たちにお茶を淹れてくれた、本店サロンドテで働くジョナサンさん。
こちらのレモンタルトには例えば、抹茶もおすすめだとか。
パティスリーは毎日こちらの店内で仕上げられており、季節によってメニューも変わります。
中でも、夏季のおすすめは、アイスティー。ちなみにどの紅茶もアイスティーにしていただくことができます。
ポット1杯に濃いめにだしたお茶をアイスティーにするため、500ml近くあり、ボリュームはたっぷり。
食事メニューも充実しており、フォアグラのサラダと紅茶を楽しむ人も。ワインのように見た目、香り、味、料理とのバランスと五感で味わい尽くせるのがこちらの醍醐味でもあります。
いまの時期のメニューとしてお昼のメニュー、バオ・バーガーをいただきました。(バオとはフランス語でバンズのことを指します)
色合いも鮮やかです。
添えられた緑茶塩と紅茶の香りのするゴマも自家製。
こちらの赤いルイボスティーはrouge in loveといい、バニラ、薔薇の香りがします。
白に赤、青、緑茶と、アイスティーの季節ならでは、美しい色合いを目でも楽しめます。
さまざまな色のお茶がありますが、赤のルイボスや白茶よりも紅茶や青いお茶の方が香りがより深めに香るとのこと。
スコーンやブリオッシュについてくるバターと紅茶のジュレ。
こちらも自家製。
バター入れもかわいらしく添えられたバニラ・ボンボンと、チベットの茶柄のジュレで、甘すぎずすっきりとしています。
店内はクラシック音楽やオペラが控えめに流れ、ていねいな接客にとても癒やされます。
また、2階には紅茶の美術館があり、世界各国の茶器が見られます。
ルイ15世から続くフランスの紅茶の歴史を知ることができます。
そしてもちろん、サロンドテで楽しんだあとは日本にその香りを持ち帰ることもできます。
店を代表する香りのマルコ・ポーロは白茶、紅茶、赤いお茶、青いお茶と各種、いつも摘みたての茶葉で用意されています。
常時600から800種類を購入可能。1000種類ほど店内で働く方はそれらを熟知されてらっしゃる、さすがプロです。
百貨店などに入っている店舗にはすべての種類が揃っているわけではありません。ですので、自分にぴったりのお茶に出合うにはやはりパリの路面店舗にいらっしゃるのが一番です。
お茶を選ぶ際はこのように扇子で香りを確かめます。
昔ながらの文鎮を使った秤で手際よく詰められてゆきます。
一袋あたり、100g。多めに買う場合150gも選べます。
▲日本の令和を記念した茶葉も売られています。
お茶を五感で味わい尽くすのにおすすめなサロンドテ。
フランスで最も歴史ある、美しい紅茶を味わえるマリアージュフレールを訪れてみてくださいね!
それではまた、à bientôt!
筆者
フランス特派員
HIROMI
2018年より在仏。フランスにて妊娠、出産を経て現在子育て中。
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