素朴な秋の味スーゴ・ドゥーバ
10月に入って、朝晩が冷え込むようになってきました。
この時期、北イタリアのワインの産地では、モストと呼ばれるブドウの絞り汁が八百屋さんで販売されます。
今年は雨が少なく、ブドウの収穫がかなり早まったこと、そして収穫量も少なかったことからか、残念ながらあまり見ることがありませんでした。
このモストを使った超簡単そして素朴なお菓子、昔ながらのマンマの味、スーゴ・ドゥーバの作り方をご紹介します。
イタリア語でスーゴは「汁」、ドゥーバは「ブドウの」という意味なので、文字通り、ブドウの汁のお菓子です。
レシピはこちらから。
パルマの家庭料理のレシピです。1985年に出版された本なので、昔ながらのパルマの味と思って良いのではないでしょうか。
材料はモストと小麦粉、好みによってお砂糖少々といたってシンプルです。
100%のブドウジュースでできます。
コップ1杯のブドウジュースに対して、小麦粉大さじ1杯。
私はコップ3杯のブドウジュースで作りました。ブドウジュースが甘い場合はそのまま、甘みが足りない場合は、好みの甘さにお砂糖を少々加えてください。
鍋にブドウジュースを入れて弱火で温めます。沸騰する前に火を止めて、半分を別の容器に移します。
鍋のジュースに小麦粉大さじ3を加えて、木しゃもじでよく混ぜます。ダマができてしまう場合は泡立て器でよく混ぜます。
もう一度鍋を火(弱火)にかけ、残り半分の温かいブドウジュースを加えて、混ぜ続けます。沸騰してから最低15分は混ぜ続けてください。
それを型に入れて冷やして出来上がり。
田舎風にはそのままいただいても。
ちょっとおしゃれに盛りつければ、おもてなしにも。
お味はういろう風なシンプルなお菓子の出来上がりです。
イタリアの田舎の秋を感じるお菓子。是非お試しを。
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