タイの気候・5月のパタヤ―

公開日 : 2021年05月05日
最終更新 :
筆者 : Marina.

Hi、パタヤ―特派員Marina.です。

2021年4月30日の記事で案内しましたが、5月1日から非常事態における統治に関する新たな措置が勅令され、パタヤ―のあるチョンブリ県は濃赤ゾーンに指定されました。現在のパタヤ―の近況をお伝えします。

■パタヤーの近況

濃赤ゾーンに指定され町を歩く人はまばら、パタヤ―の町は静まり返っています。
パタヤ―ビーチは閉鎖まではされていないものの、ビーチでのアクティビティはいったんお休み。
本来いくつものビーチチェアの営業がされているパタヤ―ビーチですが、ビーチチェアは片づけられバナナボートやジェットスキーも撤収、哀愁が漂うビーチからパタヤ―経済の深刻な状況が窺えます。

■ラーン島 Koh Larn

パタヤーの沖合にある透明度が高い島として人気のラーン島ですが、感染者の増加により本日5月5日より閉鎖することが決まりました。期限は決められておらず島の閉鎖は状況が改善するまで続くものとみられています。居住者、配達員、島での労働者以外はバリハイ埠頭からの乗船はできませんのでご注意下さい。


またパタヤ―ビーチ以外のプライベートビーチやホテルのビーチなどは一部閉鎖されているところもあるようです。閉鎖されていないビーチでも座ることが禁止されている場合があるので注意してください。なお、パタヤ―は濃赤ゾーンに指定されるチョンブリ県ですので以下の活動は禁止され、制限があることをあわせてお伝えします。

濃赤ゾーン(バンコク都、チョンブリー県、チェンマイ県、ノンタブリ県、パトゥムタニ県、サムットプラカン県)

- 20名以上の活動禁止
- 飲食店での店内飲食禁止、持ち帰り飲食の販売は許可される。営業時間は21時まで。
- ショッピングモールの営業時間は21時まで。コンビニ店の営業時間は4時から23時まで。
- 屋内運動施設、ジム、フィットネスの営業禁止。
- 外出を控え、越境移動を取り止め、域内に留まること。

タイは2月末に一年で一番暑い暑季に入り、ビーチ沿いの町パタヤ―でも猛暑が続いています。
最近は雨が降る日や回数が日に日に増え雨季が近づいてきているのを感じます。タイ気象局は5月上旬の第2週頃には雨季に入ることを予想しています。

あと少しナムドクマイなどの暑季の実りを楽しめそうですね。

先日の記事(タイでマンゴー食べるならコレ!人気NO.1マンゴー Namdokmai)でも紹介しましたが暑季のいまは南国の果物がさらにおいしく安く食べられる時期。また暑季は味覚だけでなく視覚も楽しませてくれる南国の花の満開シーズンでもあります。先日買い物に行く道中でマスク越しにほのかな花の香りを感じ、ふっと見上げると満開のプルメリアが咲いていました。乾季よりも濃くなった緑の葉っぱと眩しく咲き誇る花々にほっと心が満たされた瞬間でした。

新型コロナウイルス関連の情報をお伝えすることが多い昨今、画一的な情報があふれる時代ですが季節は流れ時は流れています。年中常夏のタイに乾期、暑季、雨季と繊細な季節の移り変わりがあるように、ビーチリゾートとしてのパタヤ―以外のさまざまな側面を少しでもお届けできればと思っています。

ちなみにプルメリアの花はタイでは年中咲いています。いつのシーズンでも見ることができるのでご安心を。
しかし暑季の花と果物はいつもより力強く色も味も濃く自然の恵みをさらに色濃く刺激的に感じられるときなのかもしれません。現在はまだタイへの渡航は厳しい状況ですが、新型コロナウイルスが収束したらタイの実りを楽しみに訪れていただければと思います。

緊急事態宣言中の措置は状況によりエリアにより異なり随時変わります。
ここに載せた情報も書いた瞬間から古くなり、情報は常に更新されています。特に新型コロナウイルス関連の情報は常々更新されていますのでご自身で最新の情報を得るようにしてください。二次情報ではなく信頼できる情報元から最新の情報を得ることが重要です。

現在タイは昨年2020年3月26日付のタイ王国全土を対象とした非常事態宣言の発令および本年5月31日までの同宣言の適用期間の延長を発表しています。現在も日本からタイへの渡航は難しい状況が続いています。渡航に関する情報は在東京タイ王国大使館のウェブサイトを確認してください。

まだまだ厳しい状況が続きますが、一人ひとりが感染症対策に協力して収束に向かうよう努力することが必要です。濃赤ゾーンに指定された地域では店内飲食が禁止され飲食業界をはじめ地域住民はたいへんな影響を受けています。私たちにいますぐできることはこれ以上感染拡大を増やさないための努力と協力をすることです。3密(密閉、密集、密接)の回避と外出時にはマスクの着用と手洗い消毒を励行し、感染しないさせない感染予防に努めましょう。

筆者

旧ペナン特派員

Marina.

日本をはじめ海外多数の展覧会、美術館を中心にアート活動を行うジュエリー作家。

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