ブルガリアに行こう、プレヴェンを歩こう
今月からブルガリア、プレヴェン特派員になりました、ゲオルギエヴァ・マサコです。
地球の歩き方には掲載していないプレヴェンについて、旅行者の方がより多く足を運んだり、
またブルガリアという国全体にも関心を持ってもらえるように、魅力的な写真や記事満載で
お届けしようと思います。
これをきっかけにプレヴェンが旅程の中に組まれたり、ブルガリアという国に旅行や留学したくなれば幸いです。
実際に首都ソフィアや旧首都ヴェリコタルノヴォ、黒海沿岸都市ヴァルナに比べると有名な観光地ではないので、
観光客らしき人やアジア人をほとんどみかけませんが、素晴らしいモニュメントや公園など
十分楽しめる要素を持っています。
まずブルガリアに行くには日本から直行便が出ていないので第3国で乗り継ぎしないといけません。なのでどこの国へ寄ろうか楽しみが一つ増えると思います。乗り継ぎをどこの空港を選択するかによって旅の印象も変わるでしょう。「SOFIA」行きの文字を見かけたら、いよいよブルガリアに入国です。
プレヴェンへは首都ソフィアから電車や車で3時間ほどかかります。
EUに加盟してからプレヴェン駅に英語表記が増えました。
中心地に着くと、多くの人で賑わっています。
一際目を引くのが、縞模様の二つの建物です。一つは教会であり、亡くなった人の遺骨が納められています。
もう一つはトルコ式風呂で現在はギャラリーとなっていて、無料で国内作家の絵画から
アフリカの彫刻まで鑑賞でき、ガイドが案内してくれます。
さらにトロリーバスに乗ればプレヴェンの南端、カイラカ公園(Парк Кайлъка)まで行くことができます。
3番のトロリーバスに乗り、終点カイラカ公園Парк Кайлъкаで降ります。
バスの行き先はキリル文字のみなので、心配であればつづりを覚えていくかバスの番号を覚えておけば大丈夫です。
運賃は一律0.80レバ(約60円)です。
座席に座っていると名札をつけた私服の車掌が来るので、運賃を用意しておいて手渡せばいいのです。
カイラカ公園は冬にはウォーキングする人や、暖かい季節になると大勢の人が
バーベキューやロッククライミングなどをして余暇を楽しんでおり、プレヴェン市民の
休日の過ごし方を堪能することができます。
親子連れも多く見られ、新しい遊具や小さな遊園地からは子供たちの声が聞こえてきます。
おもちゃやお菓子の露天も出ているので、大人でも懐かしくなり欲しくなってしまいます。
広い公園なので歩いてお腹が空いても、あちこちに売店や屋外レストランがあるので安心です。
私は池のボートに乗ったあと、テントの下の売店でフライドポテトとアイスクリームを食べました。
驚くことにジュースはビンのまま出されます。
このフライドポテトにかかっているのは、ブルガリア人が大好きな白チーズの「シレネ」です。
たとえフライドポテトでも、ブルガリアの味を味わうことができるのです。
またこのカイラカ公園には小規模な動物園もあり、料金はわずか1レフ(約73円)18歳以下は半額の50ストティンキ(約36円)で入場できます。ここではモルモットのような小動物から、ライオンやダチョウなど大型動物がおり、ある日孔雀2匹が同時に羽を伸ばしているのも見られました。
小高い丘の上まで階段を上っていけば、古代ローマの要塞ストルゴジヤ(Сторгозия)の遺跡に辿り着きます。
重厚感のある詰まれた石とプレヴェンの回りの低い山々を見渡せば、とても気持ちがいいことでしょう。
車かタクシーがあればもっと足を延ばして、唯一プレヴェンで地球の歩き方に載っているワインミュージアムまで行くことができます。
プレヴェンにはまだまだ楽しめる場所がたくさんありそうです。
ワインミュージアム
住所:град Плевен,Национален Природен Парк Кайлъка,"Тотлебенов Вал" 1
電話:+359 887 73 15 37,
e-mail:winemuseum@mail.bg
営業時間:
[4月から10月]11:00~18:00
[11月から3月]11:30~17:00
閉館日:月曜日、火曜日
入場料:
試飲なし6レバ(約440円)学生4レバ(約290円)
試飲あり4杯(白ワインと赤ワイン2杯ずつ)10レバ (約730円)
8杯(白ワインと赤ワイン4杯ずつ)14レバ(約1020円)
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