伝統を胸に手首に 幸運と健康を祈る赤白のマルテニツァ
ブルガリアの3月1日は祝日、伝統行事マルテニッツァ(Мартеница)の日。
2月の初めから、3月1日まで露天が数多く並び、赤と白の糸で作られたマルテニッツァが売られていました。
常に多くの人で賑わっています。
2月はスーパーでも食料品店でも、雑貨屋や花屋でも売られていました。
※3月現在、雪はありません。
出店は3月1日で終わってしまいましたが、店舗を持つお店では、3月に入っても売られています。
冬が過ぎ、春の始まりを祈願するためのお祭りです。テレビのニュース番組でもマルテニッツァを胸につけています。
赤白のマルテニッツァは3月1日から左胸に安全ピンで付けたり、手首に巻きます。
やがてコウノトリやツバメといった渡り鳥を見かけたり、果樹の花が咲いたら
木の枝に取り付けます。4月にはもう木の枝中が赤と白の飾りで埋め尽くされています。
家族や親戚、親しい友人や同僚からのプレゼントとしてもらいます。
手首につけるミサンガタイプのものと男女が対になったものが一般ですが、
私はブルガリアでよく見かける柄なしほうきと、紡いだ羊毛の形のものを自分用に買いました。
安いものは1レヴ(約71円)以下で買えるので、2月から3月のブルガリアのお土産に最適です。
羊毛型は1レヴ(約71円)、ほうき型は3レヴァ(約214円)で買いました。
友人からもらったものです。
あるお店では売り手の男性の方とお話することができました。どうやら、ここプレヴェンのアパートの一室にオフィスを構え、
実母と妻と3人でこれらマルテニッツァを作ったそうです。
最後の一つだという羊の造形が売られていたり、赤白ひも付きベルが魅力的でした。
かわいらしい牛のベルでした。
一番大きな50レヴァ(約3550円)のものは一番の大作で見入りました。
首都ソフィアだと100レヴァ(約7100円)はするとおっしゃっていました。
お子様向きのキャラクター商品です。
冬の間は枝にのっかかる、渡り鳥の大きな巣をいくつも見ることができます。
南に位置するアフリカ、エジプトに行ったコウノトリたちはまだ戻って来ていません。
雪ではなく雨が降るのが春らしいですが、まだ花は開花する様子もありません。
マルテニッツァを身に付けながら、冬から春の変化を楽しもうと思います。
露天でお買い物した日は心が弾みますね。
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