ドナウ川を臨む遊歩道、新緑溢れる時計塔と三つの教会【スヴィシュトフ】

公開日 : 2014年05月17日
最終更新 :
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この至聖三者大聖堂(スヴェタ・トロイツァ大聖堂 Православна църква „Света Троица" )があるのは、

ブルガリア北の中央、プレヴェンの北東ドナウ川沿いに位置する、スヴィシュトフ(Свищов)です。

スヴィシュトフのアクセントはトにきます。

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スヴィシュトフは1878年に露土戦争によってオスマン帝国から最初に解放された町として知られます。(この後ブルガリアは大ブルガリア公国が建国され、のちに1908年ブルガリア王国が成立していきます。)

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プレヴェンからスヴィシュトフへは、駅の隣にあるバスターミナル、アフトガーラの4番からバスに乗ります。

しかし、乗車人数の少ない方面へは、このようにワゴン車サイズです。

運転手に直接お金を払う乗り合いバスです。途中いくつか村を経由しながら、スヴィシュトフに向かいます。

バスの中は音楽やラジオがかかっているので、意外と飽きません。

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スヴェタ・トロイツァ大聖堂の正面です。

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緑が溢れて、木漏れ日がきれいです。町歩きを楽しみましょう。

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こちらは立派な建物の高校です。まるで博物館のような威厳のある佇まいです。

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この町の見所である、歴史ある時計塔です。回りは広く手入れされた芝生や花壇で、心地良い公園作りがなされています。

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両手で鳩をすくう彫刻作品です。

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列柱廊が素晴らしいこの建物は、D.Aツェノヴ経済大学(Стопанска Академия "Д. А. Ценов" )です。

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スヴィシュトフは観光地として栄えているので、ハイテクなタッチパネル式の観光案内がありあす。

そこには市内の見所を説明と写真で詳しく解説しているのですが、この写真は男性の両足の間に座った犬が入り込んでいて、面白かったです。

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青い空のもとに丸い屋根が際立つ変容教会(Църква "Св. Преображение")です。

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どの教会も町の中に埋もれず、ドナウ川のそばに美しく佇んでいます。

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頭上を見上げると、このような彫刻もあります。

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実はブルガリアには馬車が日常的に走っているので、馬車進入禁止の標識があります。時にロバ車も走ります。

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入り組んだ路地は夢があって、あちこち散策したくなります。この歩道の丸い縁石はプレヴェンにもありますが、

見てるだけでつまずきそうな気持ちになるので少し苦手です。

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このマネキン、ブルガリアでは普通のマネキンですが、何かおかしい感じがするのですが、

なぜでしょうか。屋外にあるからですか?足だけだからですか?

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ブルガリアでは路面店の服屋はこうして、屋外にマネキンを並べています。

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マネキンきょうだいですね・おしゃれですね・ジーンズはけて良かったですね・これを並べる仕事は楽しそうですね。なんだかシュールですね・・・ここに書く文章を悩んで決められなかったので全部書きました。

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中央に見えるのは、ブルガリアの作家アレコ・コンスタンティノフ (1863 - 1897)の

生家博物館(Къщата-музей "Алеко Константинов") です。

開館時間:平日8:00-12:00 13:00-17:00

この博物館にたどり着くまでの道は、強い光と水辺が近く、赤い屋根と石垣の並ぶ住宅街は沖縄のようだと思ったものです。

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博物館の入り口の門をくぐると発掘されたローマの遺跡がたくさん置かれていました。

この生家ではアレコ・コンスタンティノフ生きた19世紀の裕福な家庭の暮らしやその生涯がわかります。

19世紀のきらびやかな室内装飾や銀食器、台所用具や日用品も見所です。当時の赤ちゃんのベッドやベビーバスもあります。

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館内は撮影禁止ですが、庭からドナウ川を臨むことができます。

ここにトイレはありますが、トルコ式トイレで紙は設置してなく、広い便器に足を乗せる台のようなものがあります。使用後はプラスチックの水差しで、手洗いから水を汲んで流します。ポケットティッシュ持参がいいでしょう。ただし足場は汚いので、私は乗らないようにしています。

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聖ディミタル教会(Църква "Св. Димитър") です。

ドナウ川のそば、遊具や日時計がある公園付近に建ち、経済大学の裏辺りを歩いていると、その教会は現れました。

またこの付近には新しい遊歩道があり、ルーマニア行きのフェリーボート乗り場まで行くことができます。

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教会からは花壇を越えて簡単に道に出られそうですが、律儀にかわいらしい門が立てられていました。

次回はスヴィシュトフの東の外れにある、古代ローマ時代の都市ノヴエの遺跡や,

共同墓と呼ばれる巨大な解放記念碑を紹介します!

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