【特集】羊・ヤギスペシャル!羊毛と羊肉をまとう運命や如何に

公開日 : 2014年05月23日
最終更新 :
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ブルガリアの東、黒海に面する町ヴァルナ(Варна)の北には、民家が点在し

道路は舗装されていないのどかな地域があります。

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このあたりは郵便物が配達されない地域で、ブドウ畑を開拓してできた新しい住宅もありますが、

友人知人のポストを共有していたり、道路は舗装していない為、雨が降ると泥にまみれ、乾くと道路が波打ち車には少し不便でもありますが、大型スーパーは近くにあり、ヴァルナ市外を臨む眺めがよく、ヴァルナ湖も見渡せます。

そしてここには朝晩、羊とヤギの群れが行き交います。

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民家の間の車一台しか通れない道を通り抜けて、羊とヤギが牧草地へと向かいます。

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羊飼いが訪問し、住民と話したり羊を呼び寄せている間、すでに集まっている羊とヤギらは道路で待機しています。

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羊飼いたちは、低い賃金をもらいながら、家畜を持つ各家庭へ寄り、羊たちを預かります。

そして夕方にまたそれぞれの家庭に羊を戻しながら帰って行きます。

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ここがヴァルナの家のななめ向かいにある家で、ここを最後に出発します。

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意外にしっぽが長い羊です。羊といえば、かわいい触りたいイメージはあるでしょうか。

私が羊が好きなことを同世代のブルガリアの女の人に伝えると、えー羊は汚い!

という反応が返ってきました。羊は汚くて、のろくて頭が悪い、おまけに食用なんて結構現実的な見方をしていました。確かにこの羊たちは素人の家庭に飼われ、あまり手入れされていなく汚いほうです。動物園にいる羊はよく管理されているだと思いました。

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ブルガリアの動物園に羊はいません。大都市でもこのように郊外や村で羊の群れを見ることができるからです。

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お腹を空かした羊たちは坂を上っていき、やがて見えなくなりました。この写真を撮っている間、

後ろには警戒している小型犬が待ち構えています。羊の集団には小型大型犬が羊たちを守っています。

写真を撮り終えたとき、犬は私から離れ、集団に追いつくために走っていきました。

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生まれたばかりの仔羊や仔ヤギは小屋の中で留守番です。見た目はすごくかわいらしいですが、

ここも息を止めないと臭いがひどく、実は足を踏み入れたくないほど糞がまかれています。

糞がまかれているのはここだけではありません。もちろん羊が通った道路もうさぎの糞のような

細かい糞が日々増えていきます。

この小さな仔羊たちも秋には大人と変わらないくらい成長し、他の羊に混じって牧草を求めて

出発します。なので去年10月に見たときは、今の倍は羊やヤギが増えてとても驚きました。

日本の友達にそんなに増えて大丈夫なのと聞かれましたが、羊毛を刈り取り、いずれ羊肉として

食べるので「大丈夫」です。

5月6日聖ゲオルギの日では、ろうそくを立てた羊の頭骨をテーブルに置き夕食を食べました。これは聖ゲオルギが羊飼いたちの守護聖人であることに由来しています。

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夕方、谷の向こうに羊たちが帰っていくのが見えました。

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羊・ヤギスペシャルは次回も続きます!

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