【特集】羊・ヤギスペシャル!谷と丘を超え、都会を背に旅するヒツジ

公開日 : 2014年05月25日
最終更新 :

羊とヤギに関する記事も3回目になりました。ブルガリアに来たかったのも羊の群れに会えるという夢があったため、ヴァルナ(Варна)の家の回りを歩いた途端に羊たちにを見かけ、意外なところで夢が叶って嬉しいです。いつかは車が通れなくなるくらいの道路中に溢れる羊に出会ってみたいものです。

" src=

いつも叔父の家の前で待っている羊に出会うので、今度はもう少し早く出かけ、

向こうの谷からこちらの丘へ上ってくる羊を見ようと試みました。

" src=

すごい勢いで草をはむ羊とヤギたちです。食欲は止まることを知りません。毛を刈ってしまうと一見どちらが羊でどちらがヤギか見分けがつきにくいのですが、今の毛で覆われている状態なら、一目瞭然な上、羊は道端の草を食べるのに対し、ヤギは少し高いがけまでどんどん道をそれて食べていきます。

" src=
" src=

たまに呼び寄せてやらないと、道を外れて遠くに行ってしまいます。

" src=

ヴァルナ市街が遠くに見渡せます。ヴァルナは海側を中心に栄えたので、だんだん人口が増えるとともに外側に拡大していきました。それなのでこの付近は比較的新しい地域になります。

" src=

このような羊の群れを見たい方はきっと多くいらっしゃるでしょうが、羊の気まぐれでいつどこに出没するか、近所の人でないとなかなかわからないもの。遠目であれば長距離バスや電車に乗っていれば、草原にいくつもの羊や牛の集団を目にします。

" src=

プレヴェンでも羊いないかなと思っていたら、ある日午後4時頃、アパートの窓から遠くに白い動物が見えたので、羊かと思って急いで近くまで駆け寄りました。

しかしそこまでいくにはアパートを2棟超えていくので、動物の姿はすでに見えず、向かっていた方角に歩いていくと、空き地に現れたのは牛の巨体!だったこともありました。白い動く物体はヤギだったようで草むらの中に入っていって見えなくて、たくさんの牛がまさに草を食べている最中だったのです。

牛を動物園でも牧場でもなく、アパートのそばの空き地で至近距離で見かけるとすごく大きく見えます。そしてシュールです。馬もいたことがありますが、この団地の周りの草むらの周りというのは、みが散乱しており、一匹の馬が草を食べている最中に足元にはゴミとして捨てられていた赤いブラジャーが落ちているというまた非現実的な光景もありました。

さらにシュールで関連した話でいうと、この団地のバス停は終点のロータリーがあるのですが、ある日馬車がよく通る道があって気になったので近寄ったあと帰ろうとしたその時、ロータリーの脇の草むらで煙を上げて轟々と炎が燃えているではありませんか。日常の暮らしの中で団地のそばでそんな大きな炎が燃えていることに仰天した次第です。

" src=

活動的なヤギは高いところの草も届くため、あちこち道草食ってるうちに集団から遅れてしまいました。そして走って前方に追いつこうとしています。この誘導させるのも、長い木の棒を持った羊飼いの役目です。

現実の中に驚きが多いブルガリアですが、この羊が民家の間を通ると言うのも、

面白く見えて仕方がないのです。特にこの地域は大きな都市にも関わらず、少し中心地を離れるとこのような田舎道があり、狭い道に羊たちがいっぱいになって歩き、周りは多くの住民が暮らしていると言う、バランスの取れたところです。今まで見た羊の群れで一番好きな光景です。

" src=
特派員1DSC02000.jpg

このあと次の滞在箇所で暖かい日差しを受け、歩き疲れた羊たちは道いっぱいに丸まり、人の行く手を阻(はば)みます!

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。