【特集】羊・ヤギスペシャル!丸まるヒツジそれは道端のまんじゅう
これまでのあらすじ
ブルガリアの東、黒海沿岸の都市ヴァルナ(Варна)の北のほうには、道路が舗装されておらず
朝晩に民家の間を羊やヤギが通る狭い道がある。
ヴァルナの家から歩いて5分もかからない叔父の家に行こうとしたとき、偶然羊を発見する。
そして羊の後ろ姿を捉えることができたので、今度は前に回り、正面から羊の群れを写真に収めることに成功
いつも近所で羊を観察できたので、今度は遠くから近づいてくる羊を見るために、坂の上まで向かい、向こうの丘を下り、こちらへ勢いよく上って来る羊たちを見つける
今回は坂を上った羊たちのその直後のお話です。
ヴァルナ湖の辺りはもやが立ち、ヴァルナ市街が見渡せるこの坂道を駆け上った羊たちは
民家の間を通り抜けて、次の仲間が加わるおうちに向かいます。
群れは前後に広がっているので、私は自宅に戻るついでに先頭の羊たちの様子を伺おうと
別の広い道から回り、元の道に戻ってきました。
するとここで新しく加わる羊がそろって出発するまで羊やヤギや番犬たちは家の前で待っていました。
待ち時間は退屈そうなヤギです。
朝の牧場までの"通勤"に疲れたのか眠いのか羊たちは丸まっています。
初夏の季節にウール100%の毛皮をまとったらすごく暑いでしょう。
かわいくて抱きしめたい形をしていますが、実際は汚くてとても触れそうにないです。
せっかく念願の羊に会えたのに、もどかしい気持ちです。
羊の顔は白かと思っていましたが、黒もいるというのをブルガリアに来る前に気づきました。
地面にうつぶせになっています。道全体に広がって、初めて見ると何かわからず
けっこう衝撃を受けるはずです。
少し離れたところから見ると、壁の隙間から見える、丸まった羊もシュールに見えます。
丁字路の奥に、何やら白い物体を発見と思いわくわくして近づくと、番犬い吠えられるので注意が必要です。
毎回このシリーズの最後にモノクロ写真を用いたのは、私の羊に対する思い入れが強く、この気持ちを表現できたらいいなと思ったからです。時を止めていつまでも残しておきたい、そう思いまるで昔から存在してたように記憶の奥にとどまり続ける思い出のように演出しました。
終わり
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