ルーマニアとドナウ川を目前に下り坂を歩く午後・馬も出没【ニコポル】
ニコポル(Никопол)でバスの出発時刻まで住宅街を散策しながら景色を楽しみました。
屋根が瓦のようには見えるものの住宅街の雰囲気が日本とは違い、異国情緒漂っているように思います。地面は石畳で風情があり、斜面に重なるように民家が並んでおり、少し歩くだけでだいぶ違った景色が次々に現れるので飽きません。
一番丘の頂上には工場の跡地のような建物があり、近づきませんでした。
屋根の角度や窓の形から住居だったのかと予想されます。
たくさんの蒔の積まれた庭もあります。太い蒔から細い薪まで見事な積まれ方です。
この辺りで最も高いところの民家はさらに階段の上にありました。
坂を行きかう人びとがすれ違う、坂道の途中の曲がり角です。ここで知り合ったおじさんは日本の侍好きで、湿気が多く蒸し暑い日にも関わらず、厚手の上着を着て中にヌンチャクを隠し持っていました。外出するときは常に携帯するそうです。不意の襲撃に備えてばっちりです。
元の来た場所に戻る為に坂を下りました。こちらがバスターミナル側の坂道です。
突然馬が草むらの中に現れました。
町の中央を挟んで反対側の丘に住宅街につながる長い階段が見えました。とても魅力的なニコポルですが、難点を言えば鉄道が引かれていないのと大きなスーパーがないので、若干不便でしょうか。鉄道や自動車が発達する以前は船での輸送が主で水上交通機関が発達し、ドナウ川沿いが栄えました。
このドナウ川に向かった坂道は川の向こうのルーマニアも見渡せます。高い丘が並ぶブルガリア側に対して、平地のルーマニアがよく見えます。
後ろを振り返ると、今までいたところがかなり高い位置にありだいぶ坂を下ったんだと実感します。
自分のいる位置は下がり水面の高さに視線が近づいてきました。
バスターミナルのそばのフェリーボート乗り場まで来ました。
ルーマニアのトゥルヌ・マグレレ(Turnu Măgurele)が見えました。地続きで外国も面白いですが、すぐ近くに見えるのに対岸は外国ということが面白いです。
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